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JFE建材の「アーバンリング工法」、基礎工事で採用拡大

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鉄鋼新聞

 JFE建材(社長・久保亮二氏)が展開する都市型圧入ケーソン工法「アーバンリング工法」の基礎工事での利用が拡大している。高速道路や鉄道など橋梁の基礎工事での採用が増加し、1991年の販売開始以来、累計36基が基礎工事で採用。都市部の重要構造物が近接するケースや上空制限など施工条件が厳しい橋梁基礎工事で威力を発揮している。今後も需要拡大が見込まれ、同社では積極的に拡販を目指す方針。  「アーバンリング工法」は予め工場で製作された分割構造の鋼製リング体「アーバンリング」を組み立てながら、掘削・圧入を繰り返し立坑を構築する工法。狭隘地での施工に強みを発揮するほか急速施工も特長で、91年の販売開始以来409基が採用された。従来、水道やガス、上下水道などインフラ管のシールドトンネル工事用の発進・到達立坑として主に用いられ、用途の約7割を占めている。  近年ではコンスタントに基礎利用が拡大。直近では鉄道建設・運輸施設整備支援機構発注の「北陸新幹線福井橋りょう他工事」および「北陸新幹線武生橋りょう他工事」に使用する基礎用仮設土留めとして採用されている。本工法の短工期に加え、高速道路が近接する中で周辺地盤への影響を最小限に抑制できることが評価された。9立坑に本工法が採用され、そのうち2立坑(外径11・6メートル、深度約55メートル、約1115トン)が前者、7立坑(外径6・9~9・5メートル、深度約17~25メートル、約700トン)が後者に納入された。  基礎向けには高速道路のジャンクションの追加工事や施工条件が厳しい箇所での新設工事に採用されており、これまでは新設工事が多かった。今後は全国で老朽化した橋梁の架け替え工事や補修工事が増加していく傾向にあり、更新需要での採用拡大も目指していく方針。