「この1年間の仕打ちを忘れてないからな?」NHKが“旧ジャニ解禁”もファンの怒りがおさまらない「3つの理由」。「紅白歌合戦」をめぐって対立構造が激化?
さらに業界内では、「SMAPや嵐のような誰もが知る国民的グループを目指すうえで、『紅白歌合戦』は出ておくべき」という声が根強いだけに、所属タレントの意見を尊重しながらも出演する方向になるだろうとみられています。 特に昨年の生配信で満足したSnow Manのファンたちには、「今年もあれが見たい」という感覚の人が多く、相対的に「紅白歌合戦」の価値が下がりました。ファンを第一に考える彼らなら別のもてなしを用意するかもしれませんが、どう進んでもネット上をにぎわせることは間違いなさそうです。
その他でもメンバーが2つのグループに分かれた「King & PrinceとNumber_i の共演はあるのか」などの、ファンが反応する項目は多く、約1カ月後の出演者発表から放送当日まで波乱含み。 「再開したのが10月16日だったにもかかわらず、すでに2組にオファーしている」という記事があるほか、民放テレビマンの中には「結局、2022年に出演した6組に戻る」「辞退したことを公表するグループが出そう」と予測する人もいます。
これらの推移も含めてエンターテインメントとして楽しめればいいのですが、“NHK vs ファン”の構図が変わらない限り、荒れたムードで大みそかへ向かうことになるでしょう。
木村 隆志 :コラムニスト、人間関係コンサルタント、テレビ解説者