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コロナ禍で病院に行くのが怖い。不定愁訴で悩む女性に婦人科医の回答は

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webマガジン mi-mollet

新型コロナウイルスの感染が拡大して以降、病院へ行くことをためらっている人も多いのではないでしょうか? 女性にとって身近で気兼ねなく相談できる生涯のかかりつけクリニックを目指し、婦人科診療とエイジングケアの最先端治療をおこなっている『成城松村クリニック』の松村圭子院長に、受診の判断基準を伺ってみました。   pandapanさんからの質問

Q. 更年期の不調を緩和させたいのですが、コロナが怖くて病院に行くのをためらっています。

数年前より定期的に胃腸が不調になったり、肩こりがひどくなったり、さまざまな不定愁訴に襲われます。胃カメラを飲んだのですが、異常はありませんでした。不調も、出たり消えたりです。1年半前に閉経しているため、どれも更年期によるもので、病気だとは思っていません。ですがこれまでは、不調があると病院に行って薬をもらい、それで症状を緩和させていましたし、病院に行って「大丈夫ですよ」と言ってもらうことで精神的にも安心していました。 しかし今のコロナ禍で、怖くて病院に行けていない状態です。やはりこういう状況なので、気軽に病院に行くのは控えたほうが良いものでしょうか? 実際、病院に行くことでコロナウイルスに感染する可能性は高いのでしょうか? コロナは治まる気配がないので、気にしていたら当分病院に行けないな、と思ってしまうところも……。アドバイスをいただけますと幸いです。(49歳)  特別ゲスト 松村圭子先生の回答

A. 受診するしないの線引きは、自分がつらいかどうか、だと思います。

新型コロナウイルスについては、何とも言えないのが実情ですね……。だって、病院でなくても感染する可能性はあるわけですから。今、病院は混雑しないように工夫したり、消毒をしっかりおこなったりと、どこもきちんとコロナ対策をしているはずです。それでも感染の可能性はゼロとは言えませんが、それは病院に限らずどこにおいても言えることだと思います。 ですから判断のポイントは、yokoyokoさんにとって病院に行くことがどれほど重要か、というところになってくると思います。これまではわりと気軽に病院に行かれていたとのことですが、ただ不安を解消したいという理由なのでしたら、今は控えられるのもありだと思います。ですがやはり「どうにもしんどい、我慢できない」というのでしたら、それは行かれたほうが良いのではないでしょうか。 ちなみに私のクリニックでは、コロナ前と後とで患者さんの数は全く変わっていません。もちろん婦人科ですのでコロナウイルスの症状で来られる方はいませんが、このウイルスの感染では無症状の人もいるわけですから感染の可能性がゼロというわけではありません。それでも変わらず、常連さんだけでなく、生理痛で来られる初診の患者さんも本当に多いです。コロナウイルスは心配だけど、やはり今の症状のほうがつらい、というのがあるからだと思います。逆に言えば、コロナウイルスが怖くて病院へ行くのを我慢できるようなら、治療が必要なほどの状態ではないのかもな、と私は思いました。 コロナ禍の受診の線引きは、やはり自分がつらいかどうかだと思います。それで「ウイルスの感染のほうが心配」という気持ちが勝つようでしたら、しばらくは様子を見られるのも、もちろん良いと思いますよ。 PROFILE松村圭子(まつむらけいこ)1969年生まれ。広島大学医学部卒業。広島大学産婦人科学教室入局後、2010年に成城松村クリニックを開業。「女性にとって身近で気兼ねなく相談できる生涯のかかりつけクリニック」を目指して、婦人科診療とエイジングケアの最先端治療をおこなっている。また『女30代からのなんだかわからない体の不調を治す本』(東京書店)、『女性ホルモンを整えるキレイごはん』(青春出版社)など著書も多数。 山本 奈緒子1972年生まれ。6年間の会社員生活を経て、フリーライターに。『FRaU』や『VOCE』といった女性誌の他、週刊誌や新聞、WEBマガジンで、インタビュー、女性の生き方、また様々な流行事象分析など、主に“読み物”と言われる分野の記事を手掛ける。  取材・文/山本奈緒子 

松村 圭子

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