ダイエット界のスーパードクターが教える「正月太りのリカバリー術」
楽しく過ごした時間と引き換えに、毎年多くの人の頭を悩ます“正月太り”。 サニーヘルスが2020年に実施した「年末年始太りについてのアンケート」(インターネットリサーチ、全国の男女612人が回答)によると、約7割もの人が正月に体重が増えてしまったと回答している。 とはいえ今更後悔しても仕方ないから、去年の体重へ戻すためのベストな方法を考えよう。 今回は、ダイエット界のスーパードクター、林 博之さんに話を聞いた。
教えてくれたのはこの人!
林 博之●渋谷DSクリニック院長。東京慈恵会医科大学卒業後、東京新宿メディカルセンター形成外科医長等を経て、平成17年にダイエット専門院「渋谷DSクリニック」を開院。医学的根拠に基づいたダイエット法を提唱している。
断食はNG! 和定食で栄養バランスを重視して
──そもそも正月太りの原因は何でしょうか? やはり食べ過ぎですか? 年末年始は忘年会や新年会などのイベントが増え、カロリー過多になりやすい時期。加えて休暇中は通勤がなくなるため、運動不足にもなりがちです。 また、生活リズムが崩れることによるホルモンバランスの乱れも問題。夜更かしして遅くに起きると、正常な睡眠バランスが崩れて、代謝に関わるホルモンや食欲をコントロールするホルモンバランスが乱れてしまいます。 特に20代以降は代謝量が落ちてしまうため、オーシャンズ世代の男性はいっそう太りやすくなるんです。 ──正月太りを解消するために、食事で気を付けるべきことを教えてください。 太らないためには、そもそも余分なカロリーを摂取しないのがいちばんですから、まずは食事を見直しましょう。ただ、正月明けに急激にカロリーを減らすのは、精神的にキツイと思います。ですので、栄養バランスの取れた食事に気を配ってください。 糖質を摂り過ぎないようにして、野菜やきのこ、海藻などでビタミンやミネラル、食物繊維を摂取。タンパク質が肉の場合、脂質の少ないものを選ぶようにして、肉だけでなく魚、豆腐、卵などいろんな種類で摂るように努めましょう。 カロリーを適正に減らしつつ、栄養をしっかり摂る。それがリバウンドせずに確実に痩せる方法です。