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足利で毎号1万部を発行 ママが作るママのための子育て情報誌「おともり」

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 東京から北へ80キロ、栃木県南西部にある足利市。日本最古の学校である足利学校、近年は、あしかがフラワーパークの大藤、冬のイルミネーションで知る人もいるかもしれない。 人口は県内4番目の約14万5000人(2020年2月)。小学生以下の子どもを育てる世帯数はおよそ4800ある。  2018年春から発行されているフリーペーパー「おともり」は、足利で子育てをするママのための情報誌。昨年の『日本タウン誌・フリーペーパー大賞2019』で読者投票部門20位に入った。  年4回、いずれも1万部を発行し、市内80カ所以上で手に取ることができる。今年1月で8号を数えたが、運営しているのは筆者を含む30~40代のママ達5人だ。メンバーが全員顔をそろえるミーティングは年に数回。各号にかかる発行費用10万円強と運営費を全て広告収入でまかなう。  唯一途中から加入したメンバーの筆者が、「おともり」を内と外から報告する。

バッグに入れてお出かけのおともに。A3八つ折りのフリーペーパー

 「おともり」は、「子守」を意味する栃木の方言。ママたちのバッグのおともに、という意味も込める。A3サイズを八つに折りたたみ、持ち歩きやすいよう小さくした両面フルカラーのフリーペーパーで、片側の全面に特集記事、もう片面に子ども向けの本や料理、グルメ情報、イベント紹介、広告を掲載する。  特集ではこれまでに市内のパン、ケーキ、から揚げなどの身近なグルメ情報や、子育て世帯に配られる「子育てカード」でサービスが受けられる店舗のまとめなどを掲載した。1号のパン特集は好評で、「マップのパンを色々買ってみたい」との読者の声を受け、掲載店のパンを集めた「おともりパン祭り」のイベントにつながったほどだ。

子育て情報がない、なら自分たちの手でつくろう

 発行主体はNPO法人おともり。現在子育て中の30~40代のママ達5人が企画、取材から制作、配布・営業まですべて行う。  メンバーは、出身地も市内から九州、子どもも2歳~中学生、働く状況などもそれぞれ異なり、面識もなかった。共通するのは子育て中のママだということ。そして2015年から4年間、「子育て中でも仕事がしたい」というタイトルで足利市の事業の一環として行われた在宅ワーク講座でライティングやデザインを学んだことだけだった。  講座で仲良くなるにつれ、共通の悩みが見えてきた。足利の子育て情報の少なさだ。当時、店舗のラックなどで手に入るタウン情報誌は、「県南」、「足利」とうたいながら宇都宮のものが中心で身近な足利の情報は近くに家族や友人がいないと得にくかった。

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