大阪府・吉村知事が定例会見6月17日(全文2)万博の地元パビリオン出展受付を開始
予約状況を知事としてどう分析しているのか
読売新聞:読売新聞の太田です。発表事項のワクチン接種センターの予約状況に関してなんですけども、15日からの2日間で予約率は7%っていうことなんですが、この予約状況について知事としてはどのように分析されていますでしょうか。 吉村:まず、高齢者の皆さんへの接種、市町村接種が非常に進んできているということがあるんだと思います。これはVRSでも公表もされていますけども、このVRSに登録するまでのいわゆる手間というか事務のずれっていうのがあるのも、もう皆さんもご承知のとおりで、河野大臣もそれが遅れ過ぎたら出さないよとかいろいろおっしゃって、早くやってくださいねという、そういったようなことも出されてますけども、あのVRSにやられている以上に、われわれのお聞きする限りではかなり高齢者接種については進んできている、1回目接種は進んできているのが実態だと思います。現実の事実として進んできているという状況がまず1つあること。それからあとは、近々、1回目はもう予約済みだよっていう方も多いと思います。 そして高齢者の方なので、大規模の遠くに来るよりは自分がもともと、かかりつけ医も多くいらっしゃると、かかりつけの病院もクリニックとかがたくさん、そういった方のほうが高齢者は多いと思いますので、かかりつけ医で打ちたいと、近くでやりたいというご意向がやっぱり強い方が多いんではないかと、高齢者は特にですね。そういうふうにもともとやっぱりそういう思いは、そうじゃないかと思っています。 ですのでそもそも需要がもうあまりないと、大規模接種センターで高齢者接種をやる需要がもうあまりないんではないかと思っています。
年齢制限を取っ払って希望者にワクチン届けたい
これは大阪市の大規模接種センター、そして国の大規模接種センターが先行して進んでいますけども、その予約状況、また電話でっていう予約しやすいシステムに変えた上での予約状況を含めて考えても、やはり高齢者の皆さんの大規模接種センターでの需要っていうのがかなり少なくなっているだろうと、今。逆に言えばそれだけ進んできているということにもなるんだろうと思います。ですので大事なのはやはり予約枠、これは大切にしたいと思っていますし、そこを無駄にしたくないという思いがありますので、ここはもうできるだけ早く年齢制限を取っ払って、希望する方にワクチンを届けたいと思います。 高齢者のワクチンっていうのは基本的には、なんでまず最優先されているかっていうと、やはり重症化しやすい、お亡くなりになりやすい。ほとんどやっぱりお亡くなりの方は圧倒的に高齢者です。第3、第4波もそうです。そうすると、やはり重症ベッド、重症治療、医療の逼迫もそうですけども、やっぱり重症化そのものを防ぐということからしても高齢者の皆さんを優先するというのは、これは当然のことだと僕も思います。 ただ、逆に言うと高齢者の皆さん、行動範囲はそんなに広くないですから、感染の状況を見ると、感染の最初、拡大を広げているのはやっぱり現役世代です。特に20代・30代が多くあって、そのあとどんどん少しずつ年代が下がってくるわけですけど、行動範囲が広いところで感染が広がると。そこはでも軽症が多かったり無症状があったりするということなので、感染拡大そのものを止める効果っていうのはなかなかないと思います、高齢者接種を広げても。やっぱり重症化を防ぐ、医療逼迫を防ぐというところがまずメインで、そこが非常に重要だから今やっていると。となると感染拡大を防ぐということも非常に重要なので、もうできるだけ早くこの枠をフルに活用して、必要だと思う方にどんどんワクチンを届けていくことが重要だと思っています。 ですのでこれは、だからそういう意味で結果的にはもう運営開始初日からになりますけれども、接種券を持っている大阪府民の皆さん全員を対象に、あすから予約をさせていただきます。多くの方にご利用いただけたらと思います。枠が埋まらない場合については大阪府の職員、これも公表済みですけれども、危機管理をやっている職員であったりコロナ対応をやっている職員をワクチンロス対応、また、予約枠空き対応としてそこに入って接種を、もちろん希望者ですが希望者にやって、枠を無駄にしないようにしていきたいと思います。 【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見6月17日 全文3に続く