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インフルエンザ永遠の宿主「カモ」にカモられる人間! 話題の感染免疫学の専門家・岡田晴恵教授が提言‼︎【新型コロナウイルスとの闘い方④】

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 新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)の感染拡大が、世界中を脅かしている。テレビで話題の感染免疫学の専門家・岡田晴恵教授は言う。「人口密度があがり、高速大量輸送となった21世紀は感染症との闘いの時代。パンデミック疲労が世界中を席巻している現在、これまでの感染症の流行と歴史、そして当時の人の生き様を振り返ることで、新型コロナウイルスにも正面から対峙できる精神を持てるのではないでしょうか。パンデミックという”大災害”を、いかに“減災”できるのかが、人類の英知なのです」。先生の著書『なぜ感染症が人類最大の敵なのか?』(ベストセラーズ POD版)から、新型コロナとの闘いを考えてみよう。  第4回は新型インフルエンザを媒介する宿主を紹介する。 この記事の写真はこちら ◼️新型インフルエンザを出現させる犯人は?      インフルエンザ3タイプの中で、今回は「新型インフルエンザ」と「鳥インフルエンザ」について見ていこう。   2. 新型インフルエンザウイルス  新型が出現すると、それまで流行していたインフルエンザウイルスは消え、この新型インフルエンザウイルスにとって代わられる。そして、以降、この新型インフルエンザウイルスが毎年マイナーチェンジ変異をくり返しながら流行する。  しかし突然、新しいウイルスが出現した時には、地球上のほとんどすべての人が免疫を持たないために、新型ウイルスに曝されれば感染することになる。その結果、世界中で大流行が起きることになる。また、過去のインフルエンザ感染によって獲得した免疫記憶による交叉免疫防御機構は働かず、そのため症状も重くなりやすく、健康被害は甚大なものとなる。    3. 鳥インフルエンザ  じつはこの新型インフルエンザを出現させる犯人が、鳥インフルエンザである。ウイルス遺伝子の詳細な検索から、鳥インフルエンザウイルスの変化によってヒト新型インフルエンザが出現したことが科学的に検証されている。  スペインかぜも、鳥インフルエンザの遺伝子変異によって新型インフルエンザとして出現した。同じく1957年のアジアかぜ、1968年の香港かぜも鳥インフルエンザに由来している。このことから分かるように、鳥インフルエンザが鳥の間で広く流行しているということは、まさに新型インフルエンザ出現の前触れということになる。

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