Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

児嶋一哉、俳優として『半沢直樹』で見せる存在感 どんな作品にも溶け込む“愛されキャラ”

配信

  • この記事についてツイート
  • この記事についてシェア
リアルサウンド

 「ねえ、大島さん」と名前を間違えられ、「……児嶋だよ!」と返すキレ芸が定番となったお笑いコンビ・アンジャッシュの児嶋一哉。MCやグルメレポーターとして幅広く活躍していた相方・渡部建の片隅で、長らく“〇〇じゃない方芸人”扱いをされていた児嶋だが、2010年頃から俳優業を本格化させ、かなりコンスタントに映画やドラマに出演している。 【写真】歪んだ教師役を演じたときの児嶋一哉  現在は視聴率全話20%超えの『半沢直樹』(TBS系)に出演中。2020年版は池井戸潤による半沢直樹シリーズの『ロスジェネの逆襲』と『銀翼のイカロス』をベースにしているが、児嶋は後者の物語に入った第5話から登場。  半沢(堺雅人)と帝国航空の再建を巡って対立する政府側の人間で、白井亜希子国土交通大臣(江口のりこ)の秘書・笠松茂樹を演じている。原作では名前すら出てこない大臣秘書だが、本作ではラスボス・箕部啓治(柄本明)の元秘書という重要な役どころ。第9話では白井から半沢の再建案について意見を求められ、「見事な再建案だと思います」と敵でありながら素直に半沢の実力を称賛。児嶋は当該シーンについて、自身のYouTubeチャンネルに投稿した動画で「ここ一番ヤバイとこ」と緊張を滲ませていたが、“政治は政治”と割り切りながらも、圧倒的な正義の前にして複雑な感情を覗かせる演技力に惹き込まれた人もいるのではないだろうか。  そんな彼の俳優デビュー作は、黒沢清監督の映画『トウキョウソナタ』(2008年)。本来はドランクドラゴンの鈴木拓がオファーされていたが、スケジュールが合わず、児嶋が出演することになった。第61回カンヌ国際映画祭で「ある視点」部門審査員賞を受賞したこともあり、演技初挑戦の児嶋も注目の的に。とはいえ、普段から大それたセットも演出もない舞台上でストーリ性のある“すれ違いコント”を完成させている児嶋の邪魔をせず、でもあまりにリアルで強烈に印象に残る演技力は高く評価された。  本人が「それを獲ったから、多くの方が見てくださって、『児嶋って演技とかやるんだ。こういう仕事やるんだ』とそこから仕事が増えていった」(YouTube公式チャンネル「児嶋だよ!」)と語るように、同作をきっかけに『クヒオ大佐』(2009年/吉田大八監督)や『恋の罪』(2011年/園子温監督)など、日本を代表する名監督作品に起用されるようになる。

【関連記事】