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リゾートなどに出かける前に、あらかじめ日焼けしておく「ベースタン」で肌は守れるのか

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ウィメンズヘルス

調査は、日差しの強い日に休暇を楽しんだ163人の大学生を対象に行われた。休暇の前に室内で日焼けをした人たちの方が、より日に焼けて帰ってきた。そのうち12パーセントは、太陽の日差しに備えてあらかじめサロンで日焼けをしたと言っている。 【写真】「日焼け」によって肌に起きていること 多くの人が、ベースタンは日焼けや皮膚がんから肌を守ってくれると勘違いしている、と研究共著者で公衆衛生学修士、そしてオーストラリアのサンシャイン・コースト大学の健康・スポーツ科学部の長を務めるジョン・ロウ博士は指摘している。 ベースタンが皮膚がんを防いでくれる、という説明はとんでもないでたらめだ。肌の色が変化するのは有害な紫外線Bが皮膚細胞内のDNAにダメージを与えているサインである。DNAのダメージは、細胞変化を起こし、場合によっては皮膚がんを起こしてしまうそう。皮膚がんから肌を守るためにベースタンをやる、というのは、肺がんを防ぐためにたばこを吸う、と言っているようなもの。 だが、日焼けから肌を守るためのベースタン、というのは、完全に間違っているというわけではない。ベースタンで肌の色が変わるのは、皮膚がメラニンを生成しているということだが、そのために若干の太陽光線をブロックすることはできる。しかしその効果は、ほとんど役に立たない程度で、太陽の発がん効果や、肌の老化を防いでくれるものとは程遠い、とロウ博士は説明する。 その上、誤った認識を持った人たちは、ベースタンをやったからいつもより長く日差しを浴びていて大丈夫だと思い込み、さらに日照のダメージを受け続けて、肌がただれるようなやけどを負ってしまう、と研究の著者たちは言う。 あらかじめベースタンで色づいた肌は、全く焼けていない真っ白な肌に比べると、焼けるスピードが遅くなることはあるかもしれないが、それは紫外線から肌を守ることにはならない。それどころか、ベースタンそのものがすでに皮膚のDNAにダメージを与える行為であるということだ。「肌を日焼けから守るために、確実だと言える唯一の方法は、タンニングベッドに寝そべるのを避けて、外に出る前に日焼け止めを塗ること。また、つばの広い帽子をかぶって、なるべく日陰にいるようにしましょう」とロウ博士はアドバイスしている。 ※この記事は当初、アメリカ版ウィメンズヘルスに掲載されました。

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