ハワイアン航空、羽田再開 東京-ホノルル毎日運航
ハワイアン航空(HAL/HA)は、ホノルル-羽田線をおよそ8カ月ぶりに再開した。ホノルルからは現地時間12月21日に再開初便が出発し、日本時間22日に羽田へ到着。翌23日夜に羽田発初便がホノルルのダニエル・K・イノウエ国際空港(旧称ホノルル国際空港)へ向けて出発した。羽田線の再開により、既存の成田線と合わせて同社は東京-ホノルル間を毎日運航する。 【ハワイアン航空のビジネスクラス】 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、ハワイアン航空は3月28日の羽田発ホノルル行きHA458便を最後に日本路線を運休。その後、旅客機による貨物便から再開し、ホノルル-成田線の旅客便を現地時間10月1日に週1往復で再開した。11月17日のホノルル発から週2往復、12月19日から週4往復と成田線を順次増便した。同日にからはホノルル-関西線を週3往復で再開しており、羽田線は3路線目の再開となった。 機材は3路線ともエアバスA330-200型機(3クラス278席:ビジネス18席、プレミアムエコノミー68席、エコノミー192席)。羽田線の運航日は、ホノルル発が月曜と水曜、金曜、羽田発が水曜と金曜、日曜となり、羽田行きHA863便はホノルルを午後0時45分に出発し、翌日午後5時10分に着く。ホノルル行きHA864便は午後8時5分に出発して、同日午前8時に到着する。 羽田線のホノルル発再開初便となった21日のHA863便(A330-200、登録記号N385HA)は午後0時40分に出発し、羽田には22日午後4時45分に到着。羽田発初便のHA864便は午後8時14分に112番スポット(駐機場)から出発して、ホノルルには同日午前7時40分に着いた。同社では乗客数を公表していないが、Aviation Wireの取材ではHA864便は親族訪問や留学などを目的とする人を中心に、130人以上の搭乗が確認できた。 ハワイ州は出発までの72時間以内に州保健局が指定する医療機関で検査し、同局が指定する書式の陰性証明書を入国時に提示した場合、ハワイ到着後10日間の自己隔離を免除する事前検査プログラムを導入しており、日本発も対象になっている。一方で、日本に帰国後は14日間の自己隔離が必要になる。
Tadayuki YOSHIKAWA