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暗記では解けない高校入試問題 最近よく出る「ご当地問題」とは?

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ベネッセ 教育情報サイト

社会の公立高校入試では、その都道府県にちなんだ題材を扱う【ご当地問題】がみられます。今回はそのような【ご当地問題】の傾向と対策をご紹介します。

それぞれの都道府県にちなんだ【ご当地問題】とは?

社会の入試問題では、私立の大学や中学・高校などで、学校を開いた人物や有名な卒業生を題材とした出題がみられます。そして公立高校入試では、その都道府県にちなんだ【ご当地問題】がみられます。たとえば今春の入試問題では、このような問題が出題されました。 ・北方領土に関する問題(北海道 2020年度入試) ・2019年に沖縄都市モノレールで延伸された区間(沖縄県 2020年度入試) 北海道では北方領土が頻出の【ご当地問題】ですが、【ご当地問題】はその都道府県に住む中学生に意識してほしい話題・観点を扱っているともいえます。また沖縄県の問題は教科書に記載されている内容ではないですが、沖縄県に住む中学生にとって押さえておきたい時事問題であるともいえます。ではこのような【ご当地問題】にはどのようなものがあるかを、【歴史】【地理・公民】の分野別に紹介します。

【歴史】その県ゆかりの史跡や人物にまつわる出題

歴史では、その都道府県にまつわる地方の歴史や人物を題材として、教科書に書かれている全国的な歴史を問う出題です。今春の入試では、次のような出題がみられました。 ・福井県内の史跡や歴史上の人物に関連する場所(福井県 2020年度入試) ・鳥取県に関する歴史(鳥取県 2020年度入試) 福井県では、県内にある史跡や歴史上の人物に関連する場所が示され、古代から現代までの歴史事項が問われました。また鳥取県では「759年:因幡国庁で国司であった大伴家持が歌をよむ」という鳥取県にまつわる史実から、同じ時期の日本の出来事を答えるといったような問題でした。教科書に記述されている全国的な歴史も、自分の住む地域・地方の歴史と関連付けることで、より身近に感じられるのではないでしょうか。

【地理・公民】その県の産業や福祉に関する出題

そして地理・公民では、地理や公民の教科書で扱われるさまざまな課題(少子高齢化、過疎、環境問題、国際化など)に関する統計資料や、その県独自の施策・取り組みについての出題がみられます。今春の入試では次のような出題がありました。 ・健康長寿県をめざす「信州ACE(エース)プロジェクト」(長野県 2020年度入試) ・秋田県の外国人宿泊者数の変化(秋田県 2020年度入試) 長野県では健康長寿をめざす長野県独自の取り組みの紹介と資料の読みとり問題、秋田県では秋田県の外国人宿泊者数のグラフの読みとり問題が出題されました。ほかにも【ご当地問題】としては、第一次産業や伝統工芸の後継者問題、過疎など、地方ならではの問題も、これまでの公立高校入試では出題されています。

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