冬でも「かき氷」はいかが? ケーキ型に動物のデザイン…趣向凝らしたメニュー続々 愛好家「ゴーラー」増加の気配
季節を問わず、かき氷を食べる愛好家を「ゴーラー」と呼ぶそうです。コロナ禍の気分転換にと、長野県内でも趣向を凝らしたかき氷を提供する店があります。長野市と上田市で取材しました。
氷を薄く削り、甘いシロップなどをかけるかき氷。夏の食べ物の定番です。 ただ、冬でもかき氷を食べたい!という人もいて、そうしたかき氷愛好家のことを「ゴーラー」と呼ぶそうです。 冬にかき氷を提供するは、信州にもありました。
長野市松代町のカフェ「エレファントマウンテン」。キッズスペースもあり、家族連れに人気の店で、現在、30種類のかき氷を提供しています。
子ども: 「おいしい」 「もう、なくなったんですけど」 母親: 「子どもって一年中、冷たいものを食べたい子が多いと思うので、ありがたい」
冬に力を入れているのは、ケーキ型のかき氷です。夏よりも薄く削った氷の形を整え、周りをカボチャのクリームでコーティングします。作り方はまるでケーキのよう。 (記者リポート) 「ふわふわ。口の中で冷たいかき氷がすっと溶けて、クリームの甘さ控えめのカボチャの味がふわっと広がります。キーンとくる冷たさがなく、すっと口溶けがいいです」
シロップや練乳は全て手作り。
宇治の抹茶を使用した1月限定のケーキ型かき氷もあります。
カフェ「エレファントマウンテン」・岡田浩明さん: 「真冬でも雪が降っている時でも毎日、注文いただきますね。暖かい店内で『おうちでこたつにあたりながらアイス』みたいな感覚で、気軽に楽しんでもらえれば」
続いて紹介するのは、上田市の甘味処「雪屋Conco」。
趣向を凝らしたかき氷を年中提供していて、メニューはなんと50種類もあります。
店主・徳武庄太郎さん: 「冬場でもかき氷を召し上がりたいという方、『氷ありますか?』って電話がくるくらいですので。当然、『ゴーラー』の方たちは、新作を出すとそれが出るたびにバッと来るという状況」 客: 「ふわふわで絶対におうちとかでは作れない、ここでしか食べられない味」