大谷翔平、来季は二刀流復活で「8・5」 米データサイトが成績予想 順調なら4度目のMVP確実?
米スポーツデータサイト「ファングラフス」は28日(日本時間29日)、選手の成績予想システム「スチーマー」でドジャース・大谷翔平投手(30)の来季成績を占った。 昨年9月の右肘手術、さらに今季終了後に受けた左肩手術からの復帰が見込まれる「投手・大谷」は24試合(24先発)で10勝7敗、防御率3・49。142回2/3を投げ、166奪三振と予測された。来年3月18、19日に東京ドームで行われるカブスとの開幕シリーズ登板は微妙な状況だが、本人は「もちろんスタートから投げる、打つのをもちろん目標にして動いている」と話しており、予想通りならエンゼルス時代の22、23年に次ぐメジャー3度目の2ケタ勝利となる計算だ。 「打者・大谷」は150試合で打率2割8分、43本塁打、104打点、34盗塁と予想。46本塁打、113打点のジャッジ(ヤンキース)は下回るも、2年連続でナ・リーグ2冠とした。 来季は二刀流復活で3年連続4度目のMVPの期待がかかる大谷。その評価基準の一つになるのが「WAR」は打者で「5・6」、投手で「2・9」と投打合わせて「8・5」と予想された。どちらか一方で見てみると、両リーグ1位は遊撃を守るヘンダーソン(オリオールズ)の「7・4」で、ナ・リーグの野手では外野を守るタティス(パドレス)の「5・7」。投手ではスキーンズ(パイレーツ)の「5・8」が最高の予想だった。大谷の「8・5」はメジャー全体トップとなり、史上最多7度受賞のボンズ(パイレーツ、ジャイアンツ)以来2人目となる4度目のMVP受賞が順調なら見えてきそうだ。 ◆WAR(Wins Above Replacement) メジャー最低レベルの選手と比較してどれだけ多くの勝利に貢献したかを示す指標。打撃、走塁、守備、投球などを総合的に評価し、投手と野手の活躍度合いを比較できる。
報知新聞社