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新型コロナ感染者1人の発表 情報少なくネットで物議 邪推の書き込みも 群馬県が急きょ注釈追記

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上毛新聞

 最近発表された群馬県内の新型コロナウイルス感染者の一人について当初、居住地が「県内」、職業が「非公表」とされ、情報量の少なさが物議を醸した。インターネット上で「なぜか」「不公平」「今後自分が感染したら非公表にしてくれるのか」との投稿が相次ぎ、明かされない内容を邪推する書き込みも散見された。

◎「個人を識別できるおそれ」と強調 憶測生む側面 浮き彫りに

 群馬県は日ごろ、ホームページで個々の感染者の年代や居住市町村(管轄保健所)、職業、行動歴を公表している。こうした声を受け、該当の感染者の欄には急きょ注釈を追記。個別の事項と症状や行動に関する情報などを合わせると「特定の個人を識別できるおそれ」があると強調し、「現段階での本人の強い意向」も踏まえたと説明した。

 その後、6日になってホームページを更新。注釈は残したまま、居住地が伊勢崎保健所管内であることを明かした。

 山本一太知事は「感染拡大防止に必要かどうか」を情報の公開基準に挙げてきた。県保健予防課は取材に「県内で感染が広がる可能性は極めて低い事例。公表した以上の情報がなくても支障がないと判断した」と答えた。居住地を更新したのは「本人の了解が取れたため」とした。

 感染症法は「予防および治療に必要な情報」を「適切な方法により積極的に公表」しつつ「個人情報の保護に留意しなければならない」と定めている。

 自治体が感染者情報の一部を公表しない場面は法律上でも想定されている。だが、理由が具体的に説明できないことで、臆測を生んでしまう側面が浮き彫りになった。

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