ライバルに道をあけることのなかったジャパン【1】トヨタのツインカムと日産のターボとの対立、その幕開け
シリーズ:ライバルに道をあけることのなかったジャパン【1】1980年式 日産 スカイライン HT 2000ターボ GT-E Lタイプ 【画像9枚】リアウインドーも開けるとハードトップ独特の広い開口部を実感できる。バイザーには小さくSkylineの文字 「名ばかりのGTは道をあける」 TA45セリカのCMであまりに有名なこのキャッチコピーは、排ガス規制をDOHCで乗り切ったトヨタが同時代にOHCで排ガス規制をかわしていたスカイラインジャパンを揶揄したものといわれる。 もちろんトヨタが排ガス規制のなか高出力エンジンを開発できたわけではない。DOHCをツインカムというキャッチーな言葉にすることで、わかりやすく高性能エンジンをユーザーに訴えかけたのだ。 これが功を奏して「エンジンのトヨタ」のイメージを作りあげることに成功。そのトヨタのツインカムに対して日産はターボで対抗。ここからはじまるトヨタのツインカムと日産のターボとの対立はツインカムターボの登場まで続いた。
Nosweb 編集部
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