元日本ミニマム級王者・石澤開、「ありがとうございますの一言に尽きます」引退式であいさつ【ボクシング】
ボクシングの元日本ミニマム級王者・石澤開(28)=M・T=の引退式が29日、東京・後楽園ホールで行われた。11勝のうち「10」がKO決着(4敗)と最軽量級としては破格のパンチ力を誇った選手。2022年にはWBO同級王座に挑戦したが前日計量で体重超過し試合も当時の王者・谷口将隆(ワタナベ)に11回TKO負け。今年4月に敵地フィリピンで8回TKOで敗れたのが最後の試合となった。 石澤は日本タイトル獲得も世界挑戦も後楽園ホールだった。「たくさんの思い出がある後楽園ホールでこういう場を頂き感謝しています。言葉に詰まりますが、ありがとうございますの一言に尽きます」と思いを込めてあいさつ。会場を訪れた同門のWBCバンタム級王者・中谷潤人(26)=M・T=も拍手で見送った。今後はワーキングホリデー制度を利用した海外留学など、ボクシング以外の経験も積んで第二の人生に向かっていく。
中日スポーツ