青春“モルック”ムービー「TODOKU YO-NA」9月公開、音楽は曽我部恵一
フィンランド発のレジャースポーツ、モルックを題材にした青春映画「TODOKU YO-NA(とどくような)」が、9月14日より東京の池袋シネマ・ロサほか全国で順次公開。予告編がYouTubeで解禁された。 【動画】映画「TODOKU YO-NA」予告編(他12件) モルックはフィンランドのカレリア地方に伝わるキイッカという伝統的なゲームをもとに1996年に誕生したスポーツ。日本全国のモルックプレイヤーは100万人に到達し、今年の8月23日からは日本初開催となる「2024モルック世界大会 in函館」も控え、注目を集めている。 本作は、モルックをひたすら楽しむ2人の女性を描いた58分の“青春モルックムービー”。ひと気の無い草原広場で黙々とモルックを続ける葉道(よみち)は、ある日、ひょっこりと現れた奈子にモルックを教えることに。 計算や戦略も必要とされるゲームに翻弄されながらも、モルックにハマっていく奈子。やがて奈子は不思議なおまじないをかけてモルックを投げ始める。2人はモルックでの勝ち負けにこだわるようになり、心を静かに鼓舞させていく。 「VIDEOPHOBIA」で知られる廣田朋菜が葉道、監督・主演作「素敵すぎて素敵すぎて素敵すぎる」の公開を控える大河原恵が奈子の役で出演。「おわりはおわり」「寝てるときだけ、あいしてる。」の川原康臣が監督を務めた。日本モルック協会も全面協力している。 サニーデイ・サービス「セツナ」のミュージックビデオで共演経験のある廣田と大河原だが、本作では同グループの曽我部恵一が音楽を手がけた。本作を観た曽我部は「友情の戦いの映画だと思いました。友情はいつだってぶつかって戦って、それでもやっぱり泣けて残っていくものなのです」とコメント。なお池袋シネマ・ロサでは、書き下ろしの楽曲を収めたサウンドトラックCDが限定販売される。 現在、配給・宣伝費用を募るクラウドファンディングがMotionGalleryで実施中だ。製作・配給はMayFlyが担当している。