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国連、新型ウイルス対策に1.1兆円の拠出要請 「2.6億人が飢える可能性」と

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BBC News

国連は17日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)対策を支援するため、103億ドル(約1兆1000億円)規模の拠出が必要だと発表した。国連が各国に呼びかける額としては過去最高となる。 国連によると、年末までにCOVID-19の影響で2億6500万人が飢餓状態に陥るおそれがある。 寄付金は、低所得国や今回の危機に対する国の態勢が弱い国に届けられるという。 国連は、対策が失敗した場合、各国の数十年にわたる発展が帳消しになるかもしれないと警告した。 国連は3月の時点では、新型ウイルス関連で20億ドルが必要になると訴えていた。新しい呼びかけはこの額を上回る。 国連は、富裕国はすでに経済政策の原則を度外視して自国経済の保護に動いてきただけに、今度は貧しい国の経済を守るために対応しなくてはならないと主張している。 そうしなければ世界はさまざまな危機に見舞われ、何百万人もの人が飢えに苦しむことになると指摘した。 各国で行われたロックダウン(都市封鎖)により、何百万もの移民労働者が本国の家族に仕送りできなくなっている。 また、子どものワクチン接種プログラムも滞っているほか、長年の紛争に苦しんできた各国ではCOVID-19対策も不十分だ。 内戦の続くイエメンでは、新型ウイルス患者の4分の1が亡くなっている。これは世界平均の5倍に上る。 イギリスの災害緊急委員会(DEC)も先に、世界で最も窮地に追い込まれている国への支援を呼びかけている。 DECではイギリス赤十字や国際NGOオックスファム、クリスチャン・エイド、イスラミック・リリーフといった14の慈善団体が集まり、イギリス国内で寄付を募っている。 米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、日本時間17日午後1時半時点でのCOVID-19の感染者は世界全体で1380万人超。死者は59万人近くに上っている。 (英語記事 UN makes record appeal for coronavirus fight)

(c) BBC News