「ミニ」「EX30」「ID.4」…7月の輸入車登録、好調車種は?
日本自動車輸入組合(JAIA)が6日発表した7月の輸入車新規登録台数によると、外国メーカー車の電気自動車(EV)は前年同月比27・6%増の1687台で5カ月連続の増加となった。独BMW傘下のミニは新車効果で大きく伸長した。スウェーデンのボルボ・カーの「EX30」や独フォルクスワーゲン(VW)の「ID.4」も好調を維持。幅広い車種を展開する独メルセデス・ベンツやBMWも堅調に推移した。 中国EV大手の比亜迪(BYD)は小型車「ドルフィン」がけん引し、同2・7倍の207台だった。6月発売のセダン「シール」は受注数が300台を超えており、8月以降の販売台数への寄与が見込まれる。 JAIAは「2024年後半も各社の新モデルが出てくることで、引き続き堅調な増加を期待する」としている。外国メーカー車全体に占めるEVのシェアは同3・0ポイント上昇し10・3%となった。 EV以外を含む外国メーカー車全体では同9・7%減の1万6398台で7カ月連続の減少となった。紅海での船舶攻撃による輸送問題や、モデルチェンジの端境期に伴う影響が見られた。VWは既販車の需要は堅調なものの、輸送問題による供給不足などから同65・3%減となった。 外国メーカー乗用車の価格帯別では「1000万円以上」が同18・0%増の2849台で4カ月ぶりに増加。独ポルシェを筆頭に、伊フェラーリやランボルギーニなどが7月としての最高台数を更新したことなどが寄与した。 日本メーカー車を含む輸入車全体ではホンダが同703・0倍の4921台で2カ月ぶりに首位となった。インド生産の小型スポーツ多目的車(SUV)「WR―V」などが寄与した。