工藤会の元幹部に無罪判決 住宅に銃弾「実行役の供述が変遷して信用できない」 福岡地裁小倉支部
FBS福岡放送
13年前、福岡県福津市の住宅に銃弾を撃ち込んだとして、建造物損壊などの罪に問われた「工藤会」元幹部に無罪判決です。
この事件は2011年、福津市で建設会社に勤務していた男性の住宅に、銃弾5発が撃ち込まれたものです。 事件の指示役とされ、建造物損壊などの罪に問われた特定危険指定暴力団「工藤会」の内蔵成喜八 元幹部(57)は、これまでの裁判で一貫して無罪を主張していました。 福岡地裁小倉支部の渡部五郎裁判長は13日、「検察の立証の柱である実行役の供述が変遷していて、信用することはできない」と指摘しました。その上で「合理的な証明がされたと言うことはできない」などとして無罪を言い渡しました。 福岡地検小倉支部の岡本貴幸支部長は「判決内容を精査し適切に対応する」とコメントしています。