【桜花賞 調教ズームイン】サトノレイナス、女王逆転へ国枝調教師「明らかに地力ついた」
◆桜花賞追い切り(7日・美浦トレセン) 第81回桜花賞の出走予定馬が7日、東西トレセンで追い切りを行った。美浦では阪神JF以来の出走となるサトノレイナスにルメールが騎乗。松末守司記者が「調教Zoom IN」でリベンジ可能と判定した。 【データで見る】サトノレイナスの血統、戦績 【国枝調教師に聞く】 ―サトノレイナスは2週連続で美浦に駆けつけたルメール騎手を背に美浦・Wコースでダイワクンナナ(4歳2勝クラス)と併せ、2馬身追走から5ハロン68秒6―13秒0で併入しました。 「『すごくいい雰囲気』とルメールさんが喜んでくれた。馬は落ち着いているし、反応も良かった」 ―阪神JFから中118日での挑戦です。 「利口な馬だし、昨年暮れに同じ舞台で走って、場所も分かっている。乗り込んでいるので問題ないと思います」 ―その前走はわずか7センチ差で2着でした。 「スタートは遅かったけど道中はロスなく走れた。抜けたかなと思ったが鼻差。残念だったけど力は見せられたと思う」 ―成長した部分は。 「精神的に成長しているし、明らかに地力がついた。反応も良くなってきている」 ―最後に抱負を。 「まだまだ先があると思っているので、ここで1つタイトルを取って次につなげていけたらと思っています」 【調教比較】 前走はWコースで5ハロン67秒9―12秒5。時計的には今回の方が遅いが、力の要る馬場でもスムーズに加速していたように、ややもたついた前走とは違い、ギアの上がり方が格段に上がった印象だ。後肢に力強さが加わり、動きも迫力も増している。 【松末のジャッジ】 桜花賞トライアルでのメイケイエール、シゲルピンクルビー、ヨカヨカの活躍を見れば、阪神JF組のレベルの高さが分かる。ぶっつけ本番はアーモンドアイなどで経験済みの国枝厩舎。エンジンのかかりが遅い面はあるが、克服できれば女王逆転は十分にある。 <ルメール騎手「これでスイッチオン> ○…デビューから4戦連続でコンビを組むルメールも、確かな手応えをつかんだ。先週に続いて追い切りに騎乗。大一番に向けイメージをつくり上げた。「これでスイッチオンしたね。反応が速かったし、休み明けでもコンディションは良さそう。いい競馬をすることができると思います」と好感触を伝えた。
報知新聞社