[活写] 一つで二役
花のある暮らしを身近にと、茨城県つくば市の生花店「アクア・ブルーム」が、花瓶のように飾れる花専用のエコバッグを開発した。 バッグは高さ19センチの透明なビニール製。手提げひもが付いており、底のまちを開けば自立する。生花店で、このバッグに好みの花を生けてもらえば、花瓶に移し替える手間が省ける上、洗えば繰り返し使えるので、環境に優しい。生花店側も包装にかかる資材費などを削減できる利点がある。 バッグを開発したのは店長の大澤眞理さん。「花を買っても生け方が分からない、家に花瓶がないという人が多かった」と開発の経緯を話す。 結婚式や企業の展示会では、花を生けたバッグをつるして会場を飾った後、土産として持って帰ってもらえると好評。昨年9月の販売から約3000個を売り上げた。大澤さんは「手土産代わりに花とセットで購入する人も多い」と話す。1枚280円(税別)。ネットや同店で購入できる。
日本農業新聞