アウトドア家具に強いのは? 今、知っておきたいブランド3選
RODA(ロダ)
“アウトドアハピネス”を追求するイタリアブランド 1991年に北イタリアの自然豊かな町、ヴァレーゼで設立したアウトドア家具ブランド。内と外の境界をなくす“IN and OUT(イン アンド アウト)”の理念を掲げ、室内のインテリア同様の快適さとデザインを追求したアウトドア家具を展開する。 デザインはロドルフォ・ドルドーニをはじめ、マイケル・アナスタシアデスなどの人気デザイナーを起用。屋外家具の可能性を広げるリュクスなアイテムは、世界各国のラグジュアリーホテルやヴィラ、クルーザーで導入されてきた。イタリアブランドらしい太陽の下が似合うアウトドア家具が人気を集めている。 家具の多くに、チーク材を使用しているのもロダの特徴。エイジングに伴う自然な木の変化を楽しむことを提案しており、基本的には無塗装のチーク材を採用している。屋外環境で使い続けていくと木はシルバーグレーに変化していき、渋みが増した味のある風合いを楽しむことができる。 <写真>新作ソファ“エステンド”のイメージルック。クッションにはカビや劣化を防ぐハイドロドレー技術を使用。
色落ちしにくく対候性に優れた素材“ベルト”。長く愛用してもらうために、素材選びにこだわっている。
レイズ ラウンジチェア
手触りの良いコードを張ったチェア。木の葉のようなフォルム で、軽やかな見た目と体にフィットする座り心地の両方を実現。ロッキングやハイバックも展開。(W95×D90×H76×SH37cm)¥512,600 ※シートクッション別売り/アルフレックスジャパン
TRIBÙ(トリビュ)
屋外家具にエレガンスをまとわせた先駆的ブランド ベルギー発のトリビュは、1966年にガーデンファニチャーを扱う家族経営の企業として誕生。現在でも家族経営を貫いているアットホームなブランドだ。87年に現会長ロード・デコックの下で、伝統的な屋外家具をモダンなスタイルへと変化させたブランド、トリビュを確立。99年にはアウトドア家具専門ブランドとして初めて、ミラノサローネに出展した。 建築、インテリア、家具が調和して一つの建築に溶け込むというバウハウスの哲学に根ざし、控えめながらもぜいたくさを演出する“ディスクリート・ラグジュアリー”なデザインを得意とする。モニカ・アルマーニやヤブ・プッシェルバーグなど、コレクションごとに人気デザイナーを迎え、トリビュの世界観を保ちながらデザインの幅を拡大。耐候性素材の開発や修繕可能な構造づくりにも注力し、長く愛される屋外家具を追求している。 <写真>2024年の新コレクション“スロ”。彫刻的なアプローチを得意とするデザイナー、クリストフ・デルコートが手掛けた。