FC東京U-18、3年ぶりの優勝まであと1勝
3年ぶりの優勝まであと1勝とした。 12月29日、日本クラブユースサッカー選手権(U-18)の準決勝が群馬県の敷島公園サッカー・ラグビー場で行われ、FC東京U-18は大宮アルディージャU 18と対戦。 【フォトギャラリー】FC東京U-18 vs 大宮アルディージャU18 9月にU-18高円宮杯プレミアリーグ関東で対戦した際は2-0で勝利した相手に対し、FC東京は序盤からインテンシティの高いプレーで主導権を握る。インサイドハーフの主将・常盤亨太(3年)を軸に高い位置でプレスをかけると、素早くボールを前線に供給。パスを受けた最前線の青木友佑(3年)、左サイドの角昂志郎(3年)も積極的に仕掛け、序盤から多くのチャンスを生み出した。前半8分には角が左足でシュートを放つ。24分にも青木が右足でゴールを強襲するなど、貪欲にゴールを狙っていった。 一方の大宮はFW大澤朋也(3年)、MF柴山昌也(3年)のトップ昇格内定コンビを軸に反撃を試みるが、良い形でふたりにボールが入らない。中盤でボールをロストする場面が多く、セカンドボールの回収でも後手を踏んだ。 0-0で迎えた後半もFC東京がペースを握る。アンカーの梶浦勇輝(2年)がうまくボールを引き出し、常盤を経由して前線にボールを配給する。しかし、肝心のゴールが奪えない。後半12分には青木がゴール前で絶好機を迎えたが、相手の好守に阻まれてしまう。 以降も大宮を圧倒したものの、ことごとく決定機を生かせない。最後までゴールを奪えず、勝負の行方はPK戦にもつれた。 FC東京は3本目を常盤が外したものの、GK西山草汰が4本目と5本目を連続でストップ。苦しみながらも、1年生守護神の活躍で30日に行われる決勝に駒を進め、優勝を懸けて鳥栖と対戦することが決まった。