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「リンゴ酢」は減量効果がある? 専門家が解説

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ウィメンズヘルス

リンゴ酢には、脂肪を燃やし減量を促す効果がある、とSNSで見たことがあるはず。実際その効果はあるのだろうか。ホリスティックヘルスの専門家やInstagramのインフルエンサーたちも信頼を置いているというが、リンゴ酢を飲んでいればワンサイズ小さいジーンズを穿けるようになる、というわけでもないようだ。リンゴ酢に減量の効果があるのか、専門家の意見や研究結果をみてみよう。 【写真】ヘルスライターが1ヶ月「リンゴ酢」を飲み続けてみた結果

リンゴ酢が減量に関する研究結果を調べてみた

まずはじめに、リンゴ酢と減量については、その直接的な関連性を証明している研究が非常に少ないということを念頭に置いておこう。学術誌『Journal of Functional Foods』には、39人の大人を対象に行われた調査結果が掲載されている。1日の食事から250カロリーを減らす生活を続けた結果、昼食と夕食のときにリンゴ酢を大さじ1杯ずつ摂取した参加者は、12週間で4kgの減量に成功した。また、リンゴ酢を摂らなかった参加者は2.2kgほどしか体重が減らなかった。

『Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry』誌では、肥満体型の大人144人を対象に、プラシーボを飲む人、大さじ1杯のリンゴ酢を飲む人、大さじ2杯のリンゴ酢を飲む人をランダムに選び、その習慣を12週間続けてもらった。試験の終了時には、大さじ2杯のリンゴ酢を飲んだグループは1.8kg、大さじ1杯のリンゴ酢を飲んだグループは1.1kgの減量に成功した。(プラシーボを飲んだグループの中には体重が増えてしまった人もいた) しかしこの結果だけでは、リンゴ酢が脂肪を溶かすという証明にはならない。「これらの調査はごく少人数を対象に実施されています。ですが、結果には一貫性があり、リンゴ酢は体重を減らすために有効であると言えるでしょう」と管理栄養士で、糖尿病療養指導士でもあるエリン・パリンスキ=ウェイド氏は言う。

さらに、リンゴ酢には減量をサポートする作用があるようだ。学術誌『Journal of Functional Foods』の2013年の調査によると、食事の前にリンゴ酢を飲むと血糖値の急上昇が抑えられる可能性を示唆している。また『Annals of Nutrition & Metabolism』の2010年の研究結果では、食事と一緒に大さじ2杯のリンゴ酢を摂ると、血糖値の急降下を和らげ、安定的に保つのに役立っているそうだ。なぜそういった結果が出るのかは、完全に解明されていないが、アリゾナ州立大学で長年リンゴ酢の研究を続けてきた栄養学研究者のキャロル・ジョンストン博士は、酢の中に炭水化物の吸収を妨げる成分が含まれているのだろう、と推測している。 血糖値のアップダウンがあると、どうしても甘いお菓子が欲しくなる。もしリンゴ酢が血糖値の変動をゆるやかにしてくれるのだとしたら、それは大きな発見だ。「もしリンゴ酢が血糖値のコントロールを助けるものだとしたら、甘いものへの欲求を抑えたり、食事制限に役立てて、摂取カロリーを減らすこともできるだろう」と、管理栄養士のエイミー・グッドソン氏は言う。

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