鉄道マニアも喜ぶ、沖縄で「鉄分多め」軽便110年イベント 12月1日、与那原町で 「JTB時刻表」表紙にも
【与那原】1914年に沖縄本島で鉄道が開業して今年で110年になることから、与那原町は東京都のJTBパブリッシングとコラボレーションした「沖縄県鉄道与那原線の開業110周年企画」を実施する。来年創刊100周年を迎える「JTB時刻表」12月号の表紙と巻頭特集で沖縄の鉄道の歴史を紹介。町内の小中学校にも寄贈する。 【アップで見る】「JTB時刻表」12月号の表紙
日本全国の交通情報が掲載される同誌は鉄道ファンから根強い支持を得ている。照屋勉町長は「沖縄県鉄道を知らない世代にも、かつて沖縄に鉄道が走っていたことを知ってもらえたら」と期待を込めた。 12月1日には与那原町役場でトークイベント「時刻表から見る『沖縄県鉄道の歴史』」を開催する。照屋町長、軽便与那原駅舎展示資料館学芸員の喜納大作さん、JTB時刻表の編集長らと「沖縄軽便鉄道芸人」の首里のすけさんが沖縄の鉄道について語り合う。 JTBパブリッシングの盛崎宏行社長は「マニアが喜ぶ濃い内容を、鉄道オタク用語で『鉄分多め』というが、この日は鉄分100%のイベントになる」と自信を見せた。入場料は無料で先着20人。同社制作の110周年記念オリジナル切符や開業当時の県鉄道の時刻表が印刷されたクリアファイルも配布する(なくなり次第終了)。 問い合わせは沖縄JTB電話098(861)1427。 (普天間伊織)
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