60歳のいまが自分史上最高!TRF SAMさんに聞く、いつまでも「動けるカラダ」を作る食事法
結成30周年を迎えたTRF。メンバーのSAMさんは、60歳になった今もTRFのダンサーとしてキレのあるダンスを踊り続けています。「60歳のいまが一番、心も体も自分史上最高」。そう語るSAMさんが出会った、「ジェロントロジー(加齢学)」についてのお話を聞きました。 ◇ ◇ ◇
老化を科学する学問「ジェロントロジー」
――新刊「いつまでも動ける。」では、SAMさんが学ばれた「ジェロントロジー」について書かれていますが、「ジェロントロジー(加齢学)」とはどういうものなのでしょうか。 「ジェロントロジー」は、老化を科学する学問です。人は誰もが老います。その現実から目を背けるのではなく、老化を考え、向き合うことでポジティブに年をとっていくことを大切にしている学問です。生物学、心理学、社会的、様々な側面から体も心も健康に最期まで幸せに暮らしていくために大切なことを追求していくものです。 ――SAMさんが、ジェロントロジーと出会ったきっかけは? 僕は、健康を維持してできるだけ長く活躍するためには、どうしたらいいかということをこの数年考えてきました。そして、「ダレデモダンス」というプログラムを作りました。あるとき、事務所の副社長が、「ダレデモダンス」が、ジェロントロジーの考えを実践しているということを聞いてきたんです。それが、僕とジェロントロジーの出会いです。
豚肉やナッツ、豆類…タンパク質を意識した食生活
――TRFがデビューした30年前、当時からSAMさんの見た目は全く変わらないように見えます。この30年で体重や体脂肪率、体型の変化はありますか? デビューした頃はすごく細かったんです。体脂肪率は8%くらいで体重は60キロくらい。体重を増やすために食べていた時期もあります。体型の変化で言うと、40歳でタバコをやめたことをきっかけに体重が増えて、今は71キロあります。太ったというよりは筋肉がついたという感じです。体重が増えたら体が重たく感じると思っていたけどそんなことはなかったですね。ダンスのキレ的には、体重は軽い方がいいとは思いますけど(笑)。