卓球女子 2大会連続の銀メダル。最強中国が5連覇 歴史を変えることはできず【パリ五輪 卓球】
<パリ2024オリンピック競技大会 卓球競技 7月27日(土)~8月10日(土)@パリ南アリーナ> 8月10日、女子団体決勝で日本(世界ランク2位)が中国(同1位)にマッチカウント0-3で敗れ、2大会連続となる銀メダルが確定した。 日本はシングルス銅メダリストの早田ひな(24=日本生命/世界ランク5位)が左腕を故障しており、負担の少ないダブルスに回して決勝まで勝ち上がってきた。 立ちはだかるのは、4連覇中の中国。シングルス金の陳夢(30=同2位)、銀メダリストで世界女王の孫穎莎(23=同1位)、世界卓球2021覇者の王曼昱(25=同3位)という最強の布陣だ。 日本はこの大一番で平野美宇(24=木下グループ/同12位)をシングルス2点のエースに抜擢し、早田ひな/張本美和(木下グループ/同8位)でダブルスを組む、勝負のオーダーを組んだ。 世界卓球2024では中国にマッチカウント2-3まで迫った日本。長らく中国に支配されてきた、世界の卓球人が夢見る「打倒中国」の実現なるか。
第1試合はその早田ひな/張本美和と、世界ランク1位ペア・陳夢/王曼昱とのダブルス。日本は昨年の混合W杯で、一瞬しか組んでいないペアで戦う。 けがを抱えながらも、腕に負担のかかるバック系技術を多く繰り出す早田。その早田のチキータが決まり、先手を取って攻めた日本ペアが11-9で先制する。 2ゲーム目も日本ペアは前陣からストレート攻撃を交えて攻め、6-5とリードするが、中国ペアの台上プレーに対しミスが出て、6連続失点で取り返される。 第3ゲームも6-6まで競り合うが、日本ペアが得点のリズムをつかみ11-6で獲得。だが第4ゲームは中国ペアにカウンターを浴びつつ大量リードされ6-11で失う。 第5ゲームは日本ペアがチキータやストレート攻撃で押し込み、張本の思いきったコース取りでノータッチを次々奪い9-5に。 しかし中国ペアにカウンターを決められ5連続失点。さらに10-12で落とし、中国に先勝を許した。