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北朝鮮、再入北者の「新型コロナ感染有無」8日間発表せず

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ハンギョレ新聞

新型コロナ感染有無・韓国への言及なし 「19日に帰郷」「防疫危機」の報道にも 検査結果は発表しないなど、乾いた反応 統一部「5年間で再び北朝鮮入りした脱北者は12人」

 北朝鮮離脱住民(脱北民)が脱北から3年で再び北朝鮮に渡った(再入北)事態に関連し、北朝鮮の「労働新聞」は27日付で、「党中央の指示と布置(業務分担)を正確に執行し、防疫危機を打開しよう」という題名の社説を4面トップで掲載した。  「労働新聞」は社説で「(新型コロナという)大流行伝染病に対しては1%でも安全率を高め、先回りして対策を立てるべきだというのがわが党の考え」だとし、「自分の部門、自分の単位の防疫事業に対する政策指導をうまく行い、一人の感染者も発生しないようにすべきだ」と呼び掛けた。  社説は、再入北者の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の陽性または陰性判定については言及しなかった。「悪性ウイルス感染者と疑われる釈然としない結果」という前日の労働党政治局拡大会議の発表文と同じ表現を使った。脱北民が19日に再入北したことからすると、8日間最終検査の結果を発表していないということだ。  また社説は、防疫に関する内部の警戒心を促したが、「越南逃走者(脱北民)の不法帰郷」事態と関連し、韓国側に対しては何の言及もなかった。金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が25日に開かれた労働党政治局会議の結果を伝えた「労働新聞」の前日の記事に韓国に関する言及が全くなかった事実と相通じている。脱北民の再入北事態に韓国政府や脱北民団体などが介入した情況がまだない事実を念頭に置いたものと見られる。韓国に対して“何も言わない”という乾いた反応は、韓国へのシグナルとも読み取れる。  金正恩委員長は朝鮮戦争停戦67周年を迎え、「祖国解放戦争参戦烈士墓」に参拝し、パク・ジョンチョン総参謀長ら「人民軍の主要指揮成員(指揮官)に名前が刻まれた白頭山記念拳銃を直接授与した」と、「労働新聞」が27日付1、2面で報道した。ここでもやはり韓国に対する言及はなかった。  一方、統一部のヨ・サンギ報道官は同日の定例記者会見で、「ここ5年間に北朝鮮の報道などで確認されたところによると、脱北者のうち再び北朝鮮に渡った人は2015年3人、2016年4人、2017年4人の計11人」だと明らかにした。北朝鮮が今回「不法帰郷」したと発表した脱北民を合わせると12人になる。 イ・ジェフン先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)

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