河合優実、カンヌで賞「すごい良い予感がしていた。正夢みたいなことになった」 映画『ナミビアの砂漠』
女優の河合優実(23)が14日、東京都内で主演映画「ナミビアの砂漠」(山中瑶子監督)のトークイベントに出席した。 同作は河合演じる、何に対しても情熱を持てず行き場のない感情を抱える21歳の主人公・カナが、自分の居場所を求めてもがくさまを描いた青春ドラマ。「第77回カンヌ国際映画祭」の監督週間に出品され、国際映画批評家連盟賞を受賞した。 19日まで同所で開催中の「カンヌ監督週間 in Tokio 2024」の特集上映後のイベントに山中監督とともに登壇した河合は同作の選出時の心境について「率直にガッツポーズ。飛び上がるような喜びでした」と笑顔を見せるも、予感はあったそうで「最後のシーンを撮り終えて『これで終わりです』となったとき、この映画に羽が生えて、どこか遠い所へ羽ばたいていくんじゃないかみたいな、すごい良い予感がしていた。正夢みたいなことになったな」とほほ笑んだ。 山中監督の初監督長編「あみこ」(2017年)をきっかけに、デビュー前から山中監督作品への参加を切望していたという河合は、撮影時の芝居についても「映画を見て受ける印象よりも、行動にしても、セリフにしても脚本通りなことがほとんど」と振り返った。「セリフがない部分の体の動きだったり、自由度の高いシーンではカメラの前でお芝居をして提案することはたまにありましたが、セリフは100%脚本通り」と監督への信頼を明かした。
中日スポーツ