秋の昇進で「係長」に! 中小企業勤務の39歳で「本給29万円」は妥当ですか?「大企業勤務」の場合とも比較
厚生労働省 令和5年賃金構造基本統計調査 企業規模別より筆者作成 係長級の平均年齢は45.4歳なので、図表2の「45~49歳」から抜粋し図表3にまとめます。 図表3
図表1・2をもとに筆者作成 係長級の平均年齢である45~49歳の平均賃金をみると、中企業では大企業との差が4万2400円、小企業では7万700円でした。
まとめ
本給(基本給)29万円の場合、各種手当が足されて賃金がいくらになっているのかが分からないと、相場より多いか少ないかが判断できません。労働基準法で定められている割増手当以外は、会社が任意で支給する手当です。どんな手当がどれくらい支給されるかは平均できるものではなく、「在籍している会社次第」としか言いようがありません。 大企業と中小企業との賃金差は明らかで、係長級が多い年代では数万円程度でも、50歳代後半になるとその差は最大10万2900円にも広がります。 企業規模だけでなく業種・地域によっても賃金は異なります。年功序列型の賃金が将来的に約束されているわけでもないので、未来はどう変わるかは分からないでしょう。 出典 厚生労働省 令和5年賃金構造基本統計調査 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部