SNS型投資・ロマンス詐欺が急増 被害防止へ愛媛県警と金融機関が連携
南海放送
特殊詐欺やSNS型詐欺の被害を未然に防ごうと、愛媛県警と金融機関による対策会議が行われました。 県内の金融機関の担当者らが参加した会議では、県警の池内良樹刑事部参事官が特殊詐欺やSNS型詐欺の手口を踏まえ、「犯罪者グループに県民の財産を渡さないためには各金融機関が得た情報について警察との情報共有を図ることが肝要」などと挨拶しました。 そして、県内での被害状況や不正が疑われる資金の流れを自動検出する「アンチ・マネー・ロンダリング・システム」の有効活用などについて情報を共有しました。 SNS型の投資・ロマンス詐欺は近年、県内でも急増していて、県警によると、ことしは6月末までに78件、被害総額は6億6000万円あまりと、去年一年間の被害額をすでにおよそ1億円上回っています。 県警では金融機関との連携を図り、対策を強化していくとしています。