“1035分”プレイして生まれたプレミア初ゴール 大迫と共闘したアメリカの点取り屋がもがいていた
プレミア1年目は苦しい展開に
昨季ブンデスリーガ1部から降格してしまったブレーメンは、日本代表FW大迫勇也をはじめ複数の主力を失うことになった。 そのブレーメンから昨夏イングランドのノリッジ・シティに向かった者が2人いる。主にウイングを務める25歳のミロト・ラシカと、アメリカ代表期待のFWとして知られる21歳のジョシュ・サージェントだ。 大迫と共闘していたことから2人を知っている日本のサッカーファンも多いだろうが、今季2人はイングランドの地で大苦戦していたのだ。ノリッジ・シティのチーム状況が悪いこともあるが、降格圏を彷徨ってきたノリッジ・シティで2人はノーゴールの状態が続いてきた。 しかし、ついにその時間も終わりだ。21日に行われたワトフォード戦にて、サージェントが2得点を記録。実にプレミアでプレイを始めて1035分目にしての初ゴールとなり、チームも3-0の勝利を収めた。 そしてサージェントの2点目をアシストしたのがラシカだ。ブレーメンでプレイしてきたコンビがチームに勝ち点3をもたらすことになり、チームも暫定ながら降格圏を脱出。17位まで順位を上げた。 サージェントの方もホッと一息といったところではないか。アメリカ代表でも19試合プレイしてきたサージェントはエース候補の1人だが、最近はアウグスブルクに移籍した18歳のFWリカルド・ペピがアメリカ国内でも大人気だ。センターフォワードのポジションを奪われる可能性もあり、アピールのためにもサージェントにはゴールという分かりやすい結果が必要だった。 何とかプレミアの地で初得点を決めることが出来たが、ここからペースを上げていけるのか。時間はかかったが、ようやく手応えを掴めたはずだ。
構成/ザ・ワールド編集部