「天使かと思った」公園で土管から飛び出してきた黒猫 命のバトンを受け取った家族の決意「幸せにすることが使命」
元保護猫の男の子「もんが」くんは、X(旧Twitter)ユーザー・もんが(黒縞猫)とシャオ(黒猫)さん(@m0n_ga)のもとで暮らしています。 【写真】「もんが」という名前の由来はこの姿から…ハンモックでゆらゆらくつろぐ猫さん もんがくんとの出会いの始まりは、飼い主さんが知人から「子猫を保護したので引き取れないか」と相談を受けたこと。しかし、その子猫には別の里親が決まってしまい、飼い主さんは大変落ち込んでしまったといいます。 「そのときは本当にがっかりしましたが、しばらくして里親募集サイトで公園に住み着いた子猫の里親募集を見つけました」 情報を見つけるやいなや、掲載主に連絡を取り、その子猫を迎えに行くことを決意。それが、もんがくんでした。 「2021年11月3日、掲載主様と待ち合わせて公園へ入ると、広い公園の片隅にある土管の中から黒い子猫ちゃんが飛び出して来たのです。ピョンピョンと飛び跳ねて『あそぼ!』と掲載主様を誘っている姿を見たときは、天使かと思いました」 こうして無事に保護されたもんがくん。 飼い主さんによると「掲載主様が毎日お世話をしてくださっていたことから、もんがくんは病気など無く栄養状態も良い健康体で我が家にやってきてくれました」とのこと。 また、おうちでは「最初は知らない場所にすっかり委縮してしまい、ケージ内のハンモックから出てきてくれませんでした。その姿がモモンガのようだったことが名前の由来です。ケージフリーの生活をするようになってからは、ハンモックはさっぱり使ってくれなくなりました(笑)」と、もんがくんと飼い主さんの新たな生活が始まりました。
新しい家族としての暮らし
お迎え当初、もんがくんはケージの中で過ごすことが多く、特にハンモックに身を潜めていたそうです。その姿が「モモンガ」のようだったことから、「もんが」と命名しました。 「今では3歳になりましたが、子猫のころと変わらないクリクリの瞳や垂れ目が本当にかわいいです」 もんがくんの穏やかな性格と賢さは、飼い主さん一家の生活に温かな変化をもたらしました。 「タオルを落としてしまったとき、私をその場所に誘導して教えてくれたんです。本当にいじらしく感動しました」 また、もんがくんは独特な鳴き声で自分の気持ちを表現するそうです。 「怒ったり不機嫌なときに『ブーン』と鳴くのです。我が家では『ブン猫』と呼んでいますが、その仕草が愛おしくて、ついついかまいたくなってしまいます」 飼い主さんのおうちには、後に迎え入れた元保護猫の「シャオ」くんや、道路で保護した亀さんも一緒に暮らしていますが、もんがくんは新しい家族とも穏やかに共存しているそうです。 「もんがくんは、コタツやキャットタワーでシャオくんと寄り添ったり、毛づくろいをしたりと、本当に仲良くしてくれています」