「刑務所に入りたかった」 広島市の掲示板不審火の容疑者が供述 別の事件への関与も示唆
広島市中区と西区のマンションの掲示板などが燃えた3件の不審火で、うち1件に関わったとして器物損壊容疑で逮捕、送検された中区の自称派遣社員の男(57)が「刑務所に入りたかった。ライターで火を付けた」と供述していることが26日、捜査関係者への取材で分かった。別の1件への関与もほのめかしているといい、広島中央署は27日にも同容疑で再逮捕する方針。 3件の不審火は9月1~5日に発生し、いずれもマンション出入り口にある掲示板と掲示物が焼けた。男は5日夜に中区舟入中町のマンション1階の出入り口にある掲示板に火を付け、掲示板と掲示物を焼いたとして7日、同署に逮捕された。「仕事がうまくいっておらず、生活していくことが嫌になった」と供述していた。 捜査関係者によると、男は4日朝に焦げた掲示板が見つかった中区舟入町の不審火への関与をほのめかしているという。同署などは残る1件の関連も調べる。
中国新聞社