ゲーム周辺機器メーカーのHORIは東京ゲームショウ2024（TGS2024）のホール7にブースを構え、ちょっと風変わりな専用コントローラーを多数展示している。実際に試遊も可能だ。 【関連画像】「太鼓の達人専用コントローラー 太鼓とバチ for PlayStation5,PlayStation4,Windows PC」（中央）や「GUITAR LIFE -LESSON1- ギターライフ」（左奥）など、音楽ゲーム用のコントローラーも展示 　東京ゲームショウ2024のホール7にブースを構えるゲーム周辺機器メーカーのHORIは一般的なゲームコントローラー以外にも、風変わりな製品で注目を集めていた。人気ゲーム『太鼓の達人』用の太鼓型コントローラーをはじめ、トラックシミュレーターや農場シミュレーターの専用コントローラーなど物珍しい品々が勢ぞろい。実際に試遊も可能だ。 　HORIブースの中央手前に並ぶのは、2024年9月26日に発売されたばかりの「ワイヤレスホリパッド for Steam」。Steam公認のBluetooth/有線接続の多機能ゲームコントローラーだ。4つの拡張ボタンやコントローラーを傾けることで直感的に操作できるジャイロ機能、自動でボタンを連射する「連射/連射ホールド」、触れているときだけスティックが機能する「スティックタッチセンサー」などを備え、トリガーボタンのアナログ/デジタルも切り替えられる。 　ブース中央奥には開発中の対戦ゲーム用コントローラー「新型ファイティングコマンダーOCTA試作機」と「レバーレスコントローラー試作機」が置かれており、実際に触ることができる。 　ブースには風変わりなコントローラーが多数展示されている。「GUITAR LIFE -LESSON1- ギターライフ」はギター型のコントローラーで、手軽にギターのレッスンができるNintendo Switch用のゲームソフトが付属する。「太鼓の達人専用コントローラー 太鼓とバチ for PlayStation5,PlayStation4,Windows PC」は人気音楽ゲーム『太鼓の達人』専用コントローラー。ハの字型でずれにくい台座を採用し、従来製品よりも安定感を増しているという。これら音楽ゲーム用コントローラーは実際に触って遊ぶことが可能だ。 ●風変わりなコントローラーを多数展示 　ブースではさらに特殊なコントローラーも数多く見ることができた。「HORI HOTAS Flight Control System ＆ Mount for PC (Windows 11 / 10)」はフライトシミュレーター用のコントローラー。コントロールスティックとスロットルの2ユニットで構成されており、戦闘機と同等の操作ができる。 　その横に展示されていた「HORI Force Feedback Truck Control System for Windows PC」は、トラックシミュレーターゲームを本格的に楽しめるステアリングコントローラーだ。ステアリングユニット、シフターユニット、フットペダルの3ユニットで構成される。実車のトラックに近い直径約40cm、回転角1800度のステアリングを備えており、本格的なトラックのシミュレーション操作が可能。ステアリングの左右にはレバーを備えており、実車のようにワイパー、ウインカー、リターダーなどを操作できる。 　「HORI Farming Vehicle Control System for Windows PC 単品版」というコントローラーもかなりユニーク。『Farming Simulator』という農業シミレーションゲーム専用のコントローラーで、その開発元であるGIANTS Softwareと共同開発したという。ステアリングユニットとパネルユニット、ペダルユニットで構成される。ボタン数が多く、ステアリングユニットのホイール面に21個、パネルユニットに55個（39ボタン＋モード切り替え機能により16ボタンを追加）、合計76個のボタンを備え、ゲーム内に登場するすべての農業機械をリアルに操作できるという。 　かなり風変わりに感じるこれらのコントローラーだが、年配層の需要が多いという。一斉に触れられる機会はTGS2024ならでは。物珍しいコントローラーに興味がわいたらHORIブースを訪ねてみよう。 （文・写真/田代 祥吾） 　なお、日経クロストレンドでは「東京ゲームショウ2024特設サイト」を公開中です。ぜひ、ご覧ください。 ・日経クロストレンド「東京ゲームショウ2024特設サイト」 https://xtrend.nikkei.com/sp/tgs/