仮契約後、プロ入り後の目標を掲げるドラフト５位の北照高・高橋幸佑

　中日からドラフト５位指名を受けた北海道・北照高の高橋幸佑投手（１７）＝１７７センチ、８２キロ、左投げ左打ち＝が２９日、小樽市内のすし店で入団交渉に臨み、契約金３０００万円、年俸５４０万円で仮契約した。釣りが趣味で、将来のクルーザー購入を目標に掲げている左腕。映画「釣りバカ日誌」の主人公・ハマちゃんのような釣り三昧のクルージングライフを夢見た。 　契約金の使い道を問われると、「まずは両親に任せます」と笑いつつも、大きな夢がある。「クルーザーを購入して、父と東京湾をクルージングしたいです」。父・代吉さんが小型船舶免許１級を保有しており、自身は神奈川県に住んでいた小学２年で釣りデビュー。中学３年時の野球部引退後は、毎週のように父と東京湾で船を借りて釣りを楽しんでいた。 　最速１４９キロまで成長を遂げた北照高での３年間は趣味を封印していたが、いずれは解禁したい考え。そしていつかは…。「お金を稼いで、余裕ができたら買いたい。７～１０人が乗れて、釣りできるのがいいですね」。夢を語る姿は、国民的人気シリーズ「釣りバカ日誌」の主人公・浜崎伝助のよう。近い将来、ハマちゃんさながらの釣りライフも夢ではない。