イマドキのキャンプなんてセダンでも行ける……と思ったが「やっぱりSUVでよかった」と感じたエピソード3つ
日本のキャンプ場はほぼ整地されていてSUVじゃなくてもOK
かねてから、このオートメッセウェブでアウトドアやキャンプに行くのに、必ずしも走破性に優れたSUVに乗っていく必要はない、と説いてきた。理由は、日本のアウトドア・キャンプフィールドは、アクセス路や構内ともに舗装、整地されていることがほとんどで、それこそ一般的なFF乗用車でも難なくたどり着けるからである。ある意味、アウトドアテイスト満点なSUVやクロスオーバーモデルで行くのは、本格感の演出、ファッション的な要素でもあるわけだ。 【写真】女子が乗ってたらオシャレ! SNSでも映え必至なクルマ5選
カーナビの指示通りに走るとそこは……
だが、そんな筆者につい先日、千葉の山奥で悲劇が襲ったのだ!! 乗って行ったのは愛車のステーションワゴン。ナビに目的地をセットして、真っすぐ行けば海沿いの国道に出られるところ、2台のナビ(データの古い車載ナビと、最新地図データのポータブルナビを併用している)は近道なのか、どちらもとある交差点を左折し、山道を進むよう指示。 それを真に受けたのが大間違い。とんでもない獣道、ところどころに深い穴が開き、倒木もあるジャリ道に突入してしまったのだ。クルマ1台通るのがギリギリの区間がほとんどで、深い穴を避けた極限の蛇行走行を強いられ、倒木は一度降りて排除……。二度とこの道は走りたくない!! と、運転歴40年以上、モータージャーナリストでもある運転慣れした筆者に、そう思わせたぐらいのとんでもない危なすぎる裏ルートだったのだ。 付け加えると、筆者のステーションワゴンは、ホイールハウスとタイヤの隙間が大きかったのを解消するためと、大型犬のシニア犬の乗降がしやすくなるようにローダウンを施していたのだから、さらに(汗)、である。 で、思った。目的地のアウトドア、キャンプフィールドそのものは整地されていても、道中、道に迷うこともあるだろうし、今回のように、ナビがとんでもない道を「近道ですよ」と案内することもあり得る。そこでどんな路面に遭遇するか分からず、そのときの筆者の思いは「最低地上高に余裕ある、見晴らしのいい視界でボディの身きりのいいSUVやクロスオーバーモデルで来ればよかった!!」である。