「視力低下」を防ぎたい!眼科医が教える、目の健康を守る7つの方法
アメリカ人を襲う健康上の悪夢でもっとも多いのは、記憶力の低下でも手足のしびれでもなく視覚障害。アメリカのジョンズ・ホプキンス大学の調べによると、アメリカ人の推定6100万人は視覚障害のリスクを抱えている。 【写真】あなたは大丈夫?いますぐ「目の検査」を受けるべき6つのサイン ニューヨーク大学ランゴンヘルス眼科学臨床指導者のアイリーン・バルバゼット医学博士によると、目にはデリケートなパーツが多いため、加齢と共に問題が起こりやすい。 あなたにものが見えるのは、目の各パーツが力を合わせて働いているから。 今回は、目の健康を守るためにできるポイントを見ていこう。
目の仕組み
ここでは、目を構成するパーツをご紹介。 ・角膜:光は、あなたが見ている対象物に反射して、眼球の表面にある透明な角膜に入る。網膜は、その光を屈折させて対象物をハッキリさせる。 ・虹彩(こうさい):眼球の色がついている部分(真っ白な強膜に囲まれた部分)。ただ美しいだけでなく、状況に応じて瞳孔のサイズを変える役割も持つ。 ・瞳孔:暗いところでは大きくなって光を取り込み、明るすぎるところでは小さくなる。日中でも夕暮れ時でも、ものがちゃんと見えるのは、瞳孔のおかげ。 ・水晶体:虹彩の裏にある水晶体は光を一段と屈折させて、対象物にピントを合わせる。だから私たちには、遠くの花畑も目の前の花もハッキリ見える。 ・硝子体液:瞳孔と網膜の裏側のスペースの大半を占める硝子体液は、眼球の形状と養分を保持する透明なジェル。 ・網膜:角膜と水晶体から取り込まれる光は、眼球の裏にある網膜で映像になる。網膜の視細胞は光を電気信号に変換する。網膜の中心にある小さな部位は黄斑と呼ばれ、中心視野(正面にあるものを見る能力)を持つ。 ・視神経:視細胞が光から変換した電気信号は、何百万もの視神経線維を通って脳に到達する。脳は、この電気信号を私たちが見ているものとして識別する。
目の健康を守るには?
目のためにできることはたくさんある。そのでもっとも重要なのは、定期検査を受けて、自分がなりうる目の病気を把握すること。以下、ポイントを見ていこう。