Twitterで話題爆発中の「年収500万円」問題。「年収」の「手取り」というワナ
あなたの昨年の「年収」「手取り」いくらでしたか??
あなたは昨年の年収を聞かれたらすぐに答えられますか?? さらに、年収の手取り額は? よく使う言葉なのに、実はぼんやりとしかわかっていない「年収」の真実を知って、将来のためのマネー計画を立てましょう! 今回はファイナンシャル・プランナーの深田晶恵さんに「年収」と「手取り」について説明してもらいます。 「年収」と「手取り」のその大きな違いとは?
アドバイス/深田晶恵さん(ファイナンシャル・プランナー)
(株)生活設計塾クルー取締役。外資系電機メーカー勤務を経てFPに転身。個人向けのコンサルティングのほか、各メディアで活躍中。自他ともに認めるお酒好き。
\誤解 その3/ 20代なら、保険より貯金を!
年収「600万円」のイメージと現実はまったく違います!
「クレジットカードを作るときに記入したり、婚活でも必ず話題になるのが年収ですよね。多くの独身女性が、相手の年収600万円以上を希望しているというけれど、20代後半~30代の独身男性で年収600万円以上の人は約5%と言われているんですよ」(深田さん) ひえ~っ、それは狭き門……。でも、夫の年収が600万円あるなら、仕事を辞めてもいいと思っている女子は多そう。「そうね。でも、そもそも年収って何か知っていますか? 年収は、1年間で会社からあなたのために支払われたお金の総額(通勤費を除く)。残業代も含まれます。でも、その全額が実際に使えるお金ではないというのがポイント」 1年間の総支給額=年収は、いわば額面上の金額。実際にもらっているお金は、そこから税金、社会保険料などを引いた「手取り」というわけ。「年収って、絵に描いた餅なのです。年収600万円だと手取りは約462万円。しかも、この手取り額はどこにも載っていないから、自分で計算するしかないの。貯蓄計画も手取りを元に考えて」