【仰天】マッチングアプリで出会った「女性は野菜が好き」と決めつける男との結末
「バーニャカウダ男」独女・E子「婚活男子の査定記録」【第33回】
女性と言えば、甘いものが好き! お野菜が大好き! 小食だからご飯をあまり食べない! 「合コンで仰天の結末……好きなタイプを素直に言う男」って? そう思っている男が、この令和の東京にも実在するものである。
好き嫌いの多い飲食店オーナー そのわりには、お店を選んでくれという
その男とは、アプリで出会った。 イケイケのいかにもチャラそうな経営者で、小綺麗なルックスに神経質な空気を感じる。 飲食店数店舗のオーナーをしているというわりに、好き嫌いが多く、食べられないものをいくつか挙げられ、「それに該当しなければ何でもいいから好きな店を選んで」と言われた。 いやいや、それならお前が確実に食べられる店をあらかじめ選んでこいや、という気分にもなる。 仕方なく、男の要求を満たせそうな店を選んで入ってみる。
自己紹介が始まる アプリへの抵抗感を語るのみ
はじめに、男は自己紹介をした。 「本当はこういうアプリで人と出会うことにすごく抵抗があって、後輩に何度も勧められたけど、その都度断ってきた。そのくらい、こういう自然じゃない出会いは嫌い。 でも、仕事では出会いも限られるし、ほんとうに仕方なく始めることになったんだよね。すごく不本意だし、納得もいっていないから、それだけは最初に言っておきたくて」 と。 こういったところでロマンスを見つける気のない人間です、チャラくありません。 とでも言いたいのだろうか? こんなコラムで連載が書けるくらい、不自然な出会いを繰り返している私をディスっているのだろうか? 別に私、何の抵抗もないですけど? ダメなの? そう思いながら、聞いていると、いろいろ自分について語ったあと、彼はこう言った。 「それで君は? どんな人なの? 自己紹介して」
ざっくりすぎる質問。細かい話を徐々にしていくものではないだろうか
「自分とはどんな人か」 こんなざっくりした質問をされるのは、就活以来ではなかろうか。 こういった出会いの場合、趣味や仕事などの細かい質問をして徐々に人間性を見出していくのが一般的とばかり思っていた。 いきなり「どんな人か」と聞かれると困惑する。 私は自分が頼んだ肉や魚の料理を食べながら、雑に自己紹介をした。