山口で地域おこし協力隊の「マルシェイベント」 30組出店、活動紹介も
山口県内で活動する地域おこし協力隊とOB・OGの活動を紹介するイベント「Sweet & Spicy マーケット2024~地域おこし協力隊presents~」が12月15日、山口きらら博記念公園ドーム前広場(山口市阿知須)で開かれる。(山口宇部経済新聞) 【写真】出店する「ヴィエハッタヴァ」 主催は、「住んでみぃね!ぶちええ山口」県民会議。同協力隊を紹介することや交流推進、定住支援などを目的に行う同イベント。昨年は、約4000人が来場した。 山口市地域おこし協力隊のOBとして企画・運営に携わる中岡佑輔さんは、神戸市出身で移住者交流会なども実施している。「当イベントは、地域の良いものをそれぞれの切り口で伝えている人々のマーケット。地元のことを『なんもないところ』と言ってしまいがちだが、交流を楽しみながらこれまで知り得なかった新たな視点に気づいてもらえたら」と話す。 当日は、現役隊員やOB・OGのほか、UIJターン経験者など30組が出店する。 「マルシェエリア」では、「Curry & Coffeeストリート」と題して、「トゥクトゥクカフェ」(長門市、カレー、揚げ物など)や「湯田milk珈琲」(山口市、コーヒーミルクなど)などのカレーとコーヒーを提供する出店者を集めたブースを設けるほか、「douze cannelé」(宇部市、カヌレなど)、「芋将軍」(山口市、焼き芋など)、「たちばな農園」(山口市、ミネストローネなど)などが出店し、それぞれの市町の特性を生かしたメニューや特産品を提供する。 「イベントエリア」では、現役隊員やOB・OGが協力隊の活動や現在の暮らし、仕事などについて語るトークセッションや協力隊の活動を紹介するパネル展示を行うほか、「協力隊・OBOG交流ブース」では各市町の特徴を取り入れたクイズチャレンジコーナーを3カ所設け、各ブースを巡ってスタンプを集めると地域の特産品があたる抽選会に参加できるスタンプラリーも実施する。 中岡さんは、「美味しいものを通して地域の人や出店者同士のつながりを作ることでファンを作り、移住後の情報共有やネットワークの構築にもつなげたい。次のアクションを起こすきっかけとなり、地域を元気にする人が増えていけば」と話す。 開催時間は10時~16時。ドーム内では、ダンスステージなどを展開する文化芸術体験交流イベント「ダンス☆オン☆きらら」も同時開催する。
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