「社債を買う権利がある」と電話…80代女性が詐欺被害450万円 北海道稚内市
北海道稚内市の80代の女性が電話で「社債を買う権利がある」などともちかけられ、現金450万円をだまし取られました。警察は詐欺事件として捜査しています。 警察によりますと、稚内市で独り暮らしをする80代の女性は、去年9月中旬、出資会社の社員と名乗る男からの電話を受け「製薬会社が薬を作る工場を建設する」「うちの会社で社債を買うことになったが、あなたにも買う権利がある」などと勧誘されました。 その後、製薬会社の社員を名乗る男から電話があり、「まだ、社債を購入していないのであれば名義貸しになり犯罪です。検察庁から呼ばれるかもしれない。呼ばれないようにするには、現金を送ってください」と言われ、去年10月から12月7日までの間に、3回に渡り、あわせて450万円をゆうパックで送ったということです。 電話の男は女性に、送った金は今月中に銀行の口座に戻すと話していましたが、いつまでも入金されないため今月19日、警察に相談し、事件が発覚しました。 電話をかけてきたのは30代から50代の男3~4人で電話番号の市外局番は「03」、現金の送付先として指定してきた住所も関東地方でした。 警察はレターパックやゆうパックで現金を送ることはできず、そう要求されたときは詐欺と疑って警察に相談してほしいと呼びかけています。 2月20日(土)午前7時00分配信
北海道放送(株)