STOP! 終業後のメールチェック。デジタルデトックス4つのルール| 夜の自律神経メンテ術【専門家が監修】
自律神経の働きを支える良質な睡眠、その鍵を握るのは「交感神経→副交感神経」の切り替えだ。幸い、交感神経から副交感神経優位な状態へと移行する方法は多々ある。【夜の自律神経メンテ術】は仕事後~就寝の間にできるメソッドを紹介。今回は「デジタルデトックス」。[取材協力/吉野聡(新宿ゲートウェイクリニック院長、吉野聡産業医事務所代表)]
夜は「仕事のデジタル情報」を遮断する
今どきの若者の多くはテレビよりもYouTube。興味のあるコンテンツを次々サーフィンしながら楽しむというのが彼らの流儀。お茶の間でチャンネルの選択権を争った昭和は遠くなりにけり…。 情報はみんなで共有するもの、というのが従来の日本人の考え方の傾向。でも極私的なデジタルコンテンツを個々に楽しむというのは、パーソナルな時間の過ごし方。無用なストレスもなく自律神経的にも安定した状態だ。 「とはいえ、これが仕事となると話は別。逆にデジタル情報から離れる権利、つながらない権利を行使する必要も出てきます」と精神科医の吉野聡さん。 「たとえばIT系の会社の社員などは昼夜問わずのチャットに追われています。見ると気になって反応してしまう。そうなると、あの人はいつでも返信してくれるからとどんどん情報が送られてくる。これでは交感神経はいつまでたっても休まりません。夜何時になったら通知を切ると決めるなど、意識してデジタルデトックスに努めましょう」(吉野さん)
メールのレスの終了時間を決める
何時以降はメールを見ない。見てもレスをしないと決めてみる。いずれ、そういうキャラだとまわりの人間が思ってくれたらラッキーで、「あの人は○時以降はレスが来ないから」と夜間にメールを送ってくるようなこともなくなるはず。
スマホアプリの使用時間を制限する
あなたがお使いのスマホにはアプリの使用時間を把握したり制限するシステムが備わっている。設定画面から「スクリーンタイム」を選択すればアプリの使用時間が分かる。これを参考に一日の使用時間を制限すればセルフデジタルデトックスに。