「縦シワを増やしたくない!」奈美悦子 56歳での再々婚も夫婦円満の秘けつは「家庭内別居」お届けものはLINEで知らせる
「夫は3階で妻が2階で暮らす」家庭内別居をしている奈美悦子さん。それこそが、夫婦円満の秘けつだとか。適度な距離感でお互いを思う「熟年夫婦の未来像」がそこにはありました。(全5回中の4回) 【写真】「カッコいい夫婦とはこのことか!」70代には見えないスポーティな奈美悦子さん夫妻の様子 ほか(全22枚)
■夫婦円満の秘けつは「夫婦の家庭内別居」 ── 56歳のとき、いまのご主人と再々婚されています。仲良し夫婦とお聞きしますが、夫婦円満の秘けつは何でしょう? 奈美さん:やっぱり家庭内別居でしょうか。結婚当初からずっと、夫とは家庭内で別々に暮らしています。私が2階で彼は3階。夫には自分の部屋に入らないでくれと言われているので、絶対に立ち居らないし、お掃除もしません。たとえば、宅配便が来たときはトントンとノックをしたり、あとはLINEで「荷物届きましたけど」と伝えたり。
外階段があって、3階から直接外へ出ることもできるので、顔を合わせないと夫が生きているのか死んでいるのかもわからない(笑)。だから朝なかなか起きてこないと、もうドキドキです。もしかして死んでいるんじゃないの?警察に「旦那さんが亡くなったのを気づかなかったんですか?」って犯人扱いされたらどうしよう、なんて妄想しちゃったりして。 食事は2階で一緒に食べるけど、夕食が終わると彼は3階に上がっていきます。その後は部屋にこもりきり。3階にもお風呂とトイレもあって、そこで用は済んでしまうので。たまに小腹が空いたときに、「何か食べるものある?」って降りてくるくらいでしょうか。だから、同じ家にいても、それぞれ好きなことをして過ごしている感じ。お互い自由にできる時間と空間があるからいいんでしょうね。だからこそ二人の時間も大切にできる。食事はもちろん、一緒に朝の散歩に行ったり、何か私に用事があると、彼が車で送ってくれたりもします。
── 家庭内別居に踏みきったきっかけとは? 奈美さん:一緒に暮らしはじめた当時、私は早朝のレギュラー番組を持っていたので、3時過ぎには起きなければなりませんでした。彼はカメラマンなので、ロケハンがあって、4時、5時に出かけて行くことも。お互い休日も違って、そうなるとたまの休みも朝起こされてしまうから、ゆっくり寝るのは難しい。だったらお互いのために寝室を別にしよう、ということになりました。 ── ご夫婦で出かけることは?