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鳥取砂丘でラクダに乗ったら実に楽だったというお茶目な話【女子鉄ひとりたび】7番線

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元祖鉄道アイドル、今は「鉄旅タレント」として鉄道をアツく語る、木村裕子が日本各地の魅力的な路線を紹介する“女子鉄ひとりたび”(『女子鉄ひとりたび』著・木村裕子より)。今回は初夏にぶらり立ち寄った鳥取でのお話。ちょっと一旦、鉄道からは離れて、とっておきのエピソードを打ち明けちゃいましょう。 鳥取砂丘でラクダに乗ったら実に楽だったというお茶目な話【女子鉄ひとりたび】7番線 ■砂丘の正しい歩き方を大発見しちゃいました!  鳥取に着いた翌日、朝6時前に起床して、鳥取砂丘を目指す。  ここ鳥取は海沿いの街と思われがちだけど、実は海までは5キロ以上離れている。街の北側にもいくつかの山があるため、駅に降り立つと、まるで盆地のような風景が広がる。砂丘までは路線バスで20分程度、朝から夕方まで本数も十分確保されていて、時刻表を気にせず気軽に乗車することができる。  早朝の鳥取砂丘には誰ひとりいなかった。  朝日に照らされた砂丘は黄金色に光り輝き、幻想的な風景だ。ひとり興奮しながら砂丘探検を始める。想像以上に規模は大きく、なにより高さがあることに驚かされた。なだらかな丘をイメージしていたのに、実際には巨大な砂山と呼ぶのにふさわしい。  どんどん靴に砂が入って、足が重くなってきた。そこで素足になって両手に靴を履かせ、這いつくばるように登ってみた。これはスイスイいけるぞ。でもこの恰好は絶対に人に見られたくないな。  頂上がゴールかと思いきや、目下には日本海が広がり、その海に辿り着くには砂山の崖を降りる必要があった。見てしまったら、行きたくなるものだ。  崩れる砂に足を取られながらようやく海辺にたどり着く。そのまま素足で波打ち際を歩くと、地球と一体化したような気分になる。でも見渡す限りの砂の世界は、別の惑星に来たみたい。  そういえば、時代劇『暴れん坊将軍』シリーズのオープニングで、松平健さんが白馬に跨って登場するシーンは、ここで撮影されたこともある。あのテーマ曲を頭の中で再生してみよう。すると、将軍を乗せた白馬が全速力で走り去る姿が見えた気がした。  砂丘の入り口に戻ると、ラクダライド体験のスタッフが営業の準備をしていた。絶対に乗ろうと決めていたので、営業前から待機する。  砂丘の上でラクダに跨ると、まるで中東の砂漠にでもいるようだ。とすると、砂山はピラミッドかな。  動きが緩やかなので、乗馬のようにお尻が痛くなることもない。スタッフの男性は、 「営業前から並ぶお客さんはあまりいないのに、よほどラクダが好きなんだね。それならちょっと練習台になってくれる?」 と、まだデビュー前の訓練中の子にも乗せてくれた。

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