英国王室ベアトリス王女のコンフォート婚をプレイバック!
ロイヤルウエディングとしては極小の参列者
コロナ禍により結婚式を延期していたベアトリス王女が、2020年7月17日実業家のエドアルド・マッペリ・モッティとウィンザー城内のオールセインツ・チャペルで結婚式を挙げた。ロックダウン中のイギリスにおける多人数の集まりを禁ずる規定に従い、参列者はロイヤルウェディングとしては異例の約20名。祖父母のエリザベス女王、フィリップ王配、両親のアンドルー王子とセーラ元妃、妹のユージェニー王女夫妻ら、新郎新婦の近しい家族だけが見守る、ささやかな式となった。
ドレスは女王陛下のヴィンテージをカスタマイズしたもの
ベアトリス王女がこの日の特別な一着として選んだのは、かつての王室ご用達デザイナー、ノーマン・ハートネルが1961年にエリザベス女王のために作ったヴィンテージドレス。女王のドレッサーを務めるアンジェラ・ケリーとデザイナー、スチュワート・パーヴィンによって、元のデザインだったストラップドレスにシフォンのパフスリーブをプラスし、スカートのボリュームやヘムラインを変更。ハートネルが作り上げた美しさを損なうことなく、ベアトリス王女にぴったりのエレガントで甘さが漂うスタイルにアップデイトした。ヴィンテージドレスで結婚式をあげた英ロイヤルファミリーはベアトリス女王が初めて。新たな価値観として、王族ばかりではなく幅広く影響を与えることは間違いないはず。ちなみに元のドレスがこちら。
シューズは長年愛用していたヴァレンティノをチョイス
ウエディングシューズは新品を、と考える花嫁は多いかもしれない。しかし、ベアトリス王女が結婚式で履いたのは、王女のクローゼットに何年もあったと思われるヴァレンティノのベージュのストラップシューズ。2011年に行われたキャサリン妃とウィリアム王子の結婚式で王女がゲストとして参列した際にも着用していたものだそう。
着用したティアラは女王陛下のお気に入り
ティアラはガラード社が1919年に当時の女王メアリーのために制作した「クイーンメアリー・ダイアモンド・フリンジ・ティアラ」で、エリザベス女王や女王の長女であるアン王女の結婚式の際にも使用された由緒ある一品だった。