砂浜彩る月見草 童謡「月の沙漠」モデル 千葉・御宿の海岸で見頃
童謡「月の沙漠」のモデルの地とされる御宿町の海岸で月見草(オオマツヨイグサ)が見頃を迎え、目を引く鮮やかな黄色い花が砂浜を彩っている。 海岸にある月の沙漠記念公園で日没後から早朝まで、童謡に出てくる2頭のラクダに乗った王子と姫の像を見守るように花を咲かせる。1988年から活動を続ける「月見草を育てる会」が毎年4月初旬に250株を移植し、町職員らと肥料をやるなどしている。 同会によると、花をつけるのは前年に植えたもの。例年は6月末まで楽しめるが、今年は育ちが良いため7月に入っても花を見られそう。本吉和之会長(74)は「午後7時ごろから徐々に花が開いていく。きれいに咲いていると感動する」と、月見草の美しさをたたえる。