ソースは少なめが正解!?いつもの“焼きそば”を劇的においしくする「ひと手間」
休日のお昼ご飯の定番と言えば「焼きそば」。 誰が作っても大体はおいしくなりますが、ちょっとしたひと手間を加えることで、劇的に焼きそばをおいしくする方法があるそうです。グルメライターとしても活躍する増田剛己さんに、取材を通じて知った秘伝の「ひと手間」を教えてもらいました。 【画像】ソースは少なめが正解!?いつもの“焼きそば”を劇的においしくする「ひと手間」
そもそも、おいしい焼きそばはどこで食べられるのか?
おいしい焼きそばが食べられるお店……と聞かれて、皆さんはどんなお店を思い浮かべるでしょうか。最近は焼きそばの専門店もあったりしますが、筆者の持論では、町に古くからある中華料理店――いわゆる“町中華”の焼きそばこそがおいしい焼きそばである、と考えています。 パッと見は家で作る焼きそばとあまり変わりがないのに、食べてみると麺の食感やソースの味わいがまったく違う。そんな経験を何度もしてきました。その理由を探るため、さまざまな町中華の店主に作り方を取材したところ、いくつかの「おいしくするひと手間」が見えてきました。今回は、それらを惜しみなく読者の皆様にお伝えしようと思います。
コツ1:蒸し麺ではなく、ラーメン用の生麺を使う
一般的に、家庭で焼きそばを作るときは蒸し麺を使いますが、町中華の焼きそばは違います。町中華の焼きそばで使う麺はたいていが、ラーメン用の生麺なのです。このひと手間が、いつもとは違う食感を実現するのでしょう。 家庭で作る場合、生麺はスーパーで売っているもので大丈夫。普通に茹でて、ざるにあげて、よく水洗いをして、ぬめりをとっておきます。そして、手で押して水気をよく取る。この最後の水気を取るのが重要だそうです。 ちなみに、どうしても焼きそば用の蒸し麺しかない場合は、一度レンジで温めてから調理するのがよいそうです。
コツ2:野菜は細長くカット、炒めるときは別々で!
麺と絡みやすくするために、野菜などの具材は細長くカットするといいでしょう。細長いと、火も通りやすく一石二鳥。ただ、肉は細長くカットする必要はありません。ひと口大で大丈夫です。お好みのものでかまいません。今回は2人分でキャベツ1/8個、玉ねぎ1/8、人参1/3本、ピーマン1個、しめじ5本を細長くカットしました。 また、調理するに際に重要なのが具材は別々に炒めること。まずは、お肉を焼き色がつくまでしっかり焼き、焼けたら、肉を皿へ取り出し、つぎに麺を炒めます。油が少ないようでしたら、サラダ油を少し足し、5分ほど全体を炒めます。焦げ目がつくくらいがいいですね。焼けたら取り出します。野菜も同様に、別で炒めておきましょう。