堂安律「雪中で無念の負傷交代」!六冠王者バイエルン相手にチームはドロー
【ブンデスリーガ バイエルン・ミュンヘンvsアルミニア・ビーレフェルト 2021年2月15日(日本時間28:30キックオフ)】 【動画】大雪でピッチが白く染まったバイエルン・ミュンヘン対ビーレフェルト戦 絶対王者バイエルン相手に堂安律がどこまで戦えるのか、ということが注目される試合だったが、残念ながら前半41分で負傷交代という終わり方になってしまった。 雪が降りしきる中、堂安は難しいミッションに挑むことになった。 堂安は右サイドのアタッカーとして出場したが、それは圧倒的なスピードを誇る左サイドバック、アルフォンソ・デイビスと対面するポジションだ。しかも、デイビスだけではなく、守備ではキングスレイ・コマンのこともケアしなければならなかった。 この試合でデイビスは時速35.64kmを記録した。これは両チームの中で1位の数字だ。ビーレフェルトの1位が途中出場のフォワード、セルヒオ・コルドバの時速32.33kmだったということからも、その速さがいかに圧倒的であるかがわかる。1vs1でのスピードの差、というのは素直にプレーしても覆すことができないものだ。そのため、守備を意識して控え目なポジション取りをする、ということは避けられなかった。
しかし、そうやって守ろうとしても、デイビスとコマンのスピードコンビを抑えきることはできなかった。守備で後手に回り、ボールをなかなか触れない時間が長くなると、攻撃も上手くいかなくなってしまった。 中途半端な位置でボールを受ければダヴィド・アラバとリュカ・エルナンデスに寄せられ、ようやく攻撃でデイビスとの1vs1を迎えて突破しようとしても完封されてしまった。 堂安にとって我慢の時間が続いたが、チームはバイエルン相手に2点をリードすることができた。間違いなく猛反撃をしてくるバイエルンに対し、我慢し続けた堂安がどこで意地を見せるか、ということが焦点になりそうだったが、そこで無念の負傷交代となってしまった。 後半、クラブワールドカップを制したばかりの世界王者がそのまま終わるわけがなかった。早々にロベルト・レヴァンドフスキがゴールを奪うと、直後にビーレフェルトが再びリードを広げたが、コランタン・トリッソ、そしてデイビスのゴールで3-3とした。